「この薄汚ねぇバカが!」日本戦直前の衝撃映像…コートジボワール代表主将がバス内で“仲間”にドツかれていた!

2020年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

アフリカのメディアは「じゃれ合っているだけ」と見るが…

日本戦では鬼気迫るプレーでチームを束ねていたオーリエ。“大先輩”に入れられた喝が奏功した!? (C)Getty Images

 衝撃の映像が飛び込んできた。

 去る10月13日、オランダのユトレヒトで開催された国際親善試合、日本代表対コートジボワール代表戦。ともに90分間を通してインテンシティーが高い見応えある攻防戦が繰り広げられ、日本が終了間際に植田直通が挙げたゴールを決勝点とし、辛くも勝利を飾ったゲームだ。

【動画】本気? 遊び? コートジボワール代表主将、オーリエが大先輩ディエに平手打ちを食らう映像はこちら!

 ハプニングは、その試合前に起きた。会場へ向かうコートジボワール代表のチームバス内で、最後方に座っていたキャプテン、セルジュ・オーリエが"先輩"に激しく殴打されたのだ。真横に座っていた選手がその様子を撮影し、SNSのフレンドにのみ公開。だが映像は流出するに至り、ちょっとした騒動に発展している。

 映像を見ると、オーリエは唐突に襲われて胸ぐらを掴まれると、頬や腕に平手打ちを食らった挙げ句、最後はきつく鼻をひねられている。まるで母親が言うことをきかない子どもを叱っているような状況で、オーリエはただただ怯えている印象だ。

 トッテナム・ホットスパーの右サイドバックにスゴんだのは、現在スイスのシオンに籍を置くMFセレイ・ディエだ。オーリエより8歳年上の35歳で、実は今回の正式な招集メンバーではない。それもそのはず。国際Aマッチで50キャップを誇るディエは昨年に代表を引退しており、今回はサポートメンバーとして帯同していたのだ。新任のパトリス・ボーメル監督を補佐する立場として、同国サッカー連盟の依頼を受けて馳せ参じたのである。

 では、なぜディエはオーリエに殴りかかったのか。事の真相は定かではないが、英紙『The Sun』は車内にいた関係者の話を紹介している。

 ディエは相当に怒り心頭で「この薄汚ねぇバカが!」とフランス語でまくし立てていたと言い、オーリエは気後れしてなにも言い返せなかったようだ。ディエは長きに渡って代表チームのメンタルリーダーを務め、チームのムードを重視してきたカリスマ。オーリエはこれまでプライベートで女性に暴行を働くなど逮捕歴があり、歯に衣着せぬ言動でたびたび問題を起こしてきた経緯がある。今回もディエがカチンと来る言葉を発した可能性は否定できない。でなければ「あの冷静なセレイ(ディエ)があそこまで怒るなんて考えられない」と、関係者は話している。
 一方で、アフリカ・メディアの『Africa Top Sports』は険悪な雰囲気を否定する。「ディエはよくこうやってふざけて選手たちとじゃれ合うタイプ。ユーニアの一環としてパフォーマンスでやったに過ぎない。オーリエもちらっと笑みを浮かべているじゃないか」と分析している。

 いずれにせよ大きなトラブルには発展しなかった。両者の間で厚い信頼関係はあったのだろうし、大先輩のディエが主将であるオーリエに喝を入れただけなのかもしれない。実際に日本戦でのオーリエ率いる代表チームは闘志あふれる戦いぶりで、最後まで勝利を求めるスタンスを崩さなかったからだ。

 それにしても、あのオーリエさえビビらせるディエの迫力たるや──。上には上がいるものだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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