久保建英の「EL日本人最年少ゴール」に待った!初先発でナポリに大金星の菅原由勢は「おれの方が若い時に決めてる」

2020年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もう夢物語じゃない!カタール!」

フル出場で強敵ナポリからの金星奪取に貢献した菅原。(C) Getty Images

 現地時間22日、日本代表DF菅原由勢の所属するオランダのAZは、ヨーロッパ・リーグ(EL)のグループリーグ第1節でイタリアのナポリと対戦し、1-0で見事に勝利を飾った。試合後、菅原は自身のSNSを更新し、熱い思いを伝えている。

 AZは新型コロナウイルスの陽性者13人を抱え、一時は開催も危ぶまれたこの試合で、今季途中出場の続いていた菅原は初先発。すると34分にはペナルティエリア手前でボールを奪い、右足一閃。グラウンダーのシュートは、惜しくも枠を外れゴールとはならなかったが、積極的な姿勢を見せつける。

 そして、この試合の一番のハイライトとなったのが57分。ペナルティエリア右でヨナス・スベンソンからボールを受けた菅原は、再びスベンソンへリターンパス。これをゴール前に折り返すと、ダニ・デヴィトが流し込んだ。

 結局、菅原が"一個前の"アシストという形で演出したこの得点が決勝点となり、"闘犬"ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督率いる、イタリアの強豪を破り白星発進に成功した。

 試合から数時間後、フル出場で勝利に貢献した20歳の日本代表戦士は、自身のSNSに激闘の一場面を切り取った写真を数枚アップ。そこには「Yaaaaaaaaaaaaa ナポリに勝ったのはデカい」と添え、感情露わに大金星の報告を行なった。

 この逞しい若武者の歓喜のメッセージには、オランダや日本のファンも反応。次のような激励のコメントが数多く寄せられている。
 
「ナポリ相手に先発で、由勢すごいわ。この調子で!」
「よくやったユキ!ナイスゲーム」
「最高中の最高」
「Big boss Yuki」
「Sukkiiiiiii」
「素晴らしいゲームをありがとう」
「もう夢物語じゃない!カタール!」

 また、同日にELでビジャレアル初ゴールを決めた日本代表MF久保建英もハートマークの絵文字で反応。これに対し菅原は、一部メディアでは「久保がEL日本人最年少ゴール」と報じていることから、「ちなみに最年少ゴール、おれの方が若い時に決めてるっぽいよ」と返信。

 昨年の10月24日にFCアスタナ戦で、当時19歳3か月26日(久保は22日時点で19歳4か月18日)でマークしたゴールをちゃっかりアピールすることも忘れなかった。

 東京五輪世代でもある菅原だが、先日のアフリカ勢相手の2連戦ではフル代表初招集を受け、初キャップも刻んだ。これからも奮闘を続ければ、フル代表定着、そしてその先にはカタール・ワールドカップという大きな目標も見えてくる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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