「すべてが欠けていた」格下にまさかの連敗を喫したジダンが落胆「自信を失った」

2020年10月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「最初の失点でミスをしてしまい…」

不甲斐ない出来で連敗を喫したチームにジダンは落胆を隠せなかった。(C) Getty Images

 ラ・リーガに続き、チャンピオンズ・リーグ(CL)でも開幕戦で初黒星となった。

 レアル・マドリーは10月21日、CLグループステージ開幕戦でシャフタール・ドネツクと対戦し、ホームで2-3と敗れた。前半にまさかの3失点を喫し、後半にルカ・モドリッチとヴィニシウス・ジュニオールがネットを揺らすも、追いつくには至っていない。

"白い巨人"にとっては、17日のカディスとのリーガ第6節(0-1)に続く公式戦2連敗だ。しかも、いずれも格下相手にホームで喫した黒星だ。舞台が改修中のサンティアゴ・ベルナベウではないとはいえ、マドリーにとっては受け入れがたい連敗と言えるだろう。

 マドリーは24日のリーガ次節でバルセロナとのクラシコに臨む。大事な一戦を前にしての2連敗は小さくない痛手だ。ジネディーヌ・ジダン監督は試合後、責任は自分にあると話している。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、ジダンは試合後の会見で「悪い感覚だ。すべてが一緒にきた」と落胆を表した。

「われわれは最初の失点でミスをしてしまい、それから自信を失ってしまった。悪い試合をしてしまった。悪い夜だ。監督はわたしであり、解決策を見つけなければならない。今夜はそれを見つけることができなかった」

 さらに、指揮官は「われわれはすべてを少しずつ欠いた」とつけ加えている。

「何より自信だ。それがもっとも大切なのだけどね。自分たちの状況は分かっている。2つ目の悪い試合だ。次の試合に向けて準備しなければいけない。わたしに責任があるのは明白だ」
 
 また、ルカ・モドリッチも「改善しなければいけないのは明らかだ」と、修正しなければいけないと述べた。

「自分たちで哀れに思う時間などない。(クラシコが)あるのは幸いだ。僕たちはサッカーの仕方を忘れたわけじゃない。クラシコはつねに異なるもの。試合のレベルにふさわしいようになる」

 CL開幕戦では大量5ゴールで快勝したバルセロナだが、リーガでは直近2試合で1分け1敗。クラシコでは死にもの狂いで勝利を目指すだろう。ともに白星奪還が求められる両チームの激突は、激しいバトルとなりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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