大久保&遠藤が火花を散らした注目の戦い! 東京V対磐田、名門同士の一戦は両者譲らずスコアレスドロー!

2020年10月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

大久保は前線から精力的にプレスをかけるも得点につながらず

東京V対磐田の一戦は、両者譲らずスコアレスドローで決着となった。写真:徳原隆元

 J2リーグは10月21日に、各地で第28節の11試合を開催。味の素スタジアムでは、東京ヴェルディ対ジュビロ磐田の一戦が行なわれ、お互いにチャンスをモノにできず、スコアレスドローで決着となった。
 
 東京Vがホームに、2連勝中と状態が上向きの磐田を迎えた戦い。先発メンバーには、古巣対戦となる大久保嘉人が名を連ね、一方磐田はG大阪から期限付きで加入した遠藤保仁がスタメンに。かつて日本代表でも共闘したふたりのバトルに注目が集まる。
 
 立ち上がりからボールを保持し、ポゼッションで上回ったのは磐田。遠藤保仁が中盤で積極的にボールを受けると、効果的なサイドへの展開や、意表を突く裏への正確なスルーパスで存在感を示す。
 
 5分には遠藤が、相手ディフェンスラインの背後へ浮き球のパスを供給。これをペナルティエリア右で受けたルキアンが右足を振り抜くも、ボールは枠の上へ外れる。
 
 一方でホームチームは、前線から大久保嘉人を筆頭に精力的にプレスをかけるが、なかなか取り切れず。ボールを持つと最終ラインから落ち着いてビルドアップ。アタッキングサードまでは持ち込むも、ラストパスがなかなか味方と合わず、両者得点の生まれないままスコアレスで前半を折り返した。
 
 磐田はハーフタイムに松本昌也と中野誠也の2枚を投入し、攻撃に厚みをつける。すると50分に、高い位置で中野がボールを奪いショートカウンターを発動。中野が相手を引き付けて左前にラストパスを出すと、それを受けたルキアンが意表をついて右足で巻いたシュート放つが惜しくもボールは枠の外へ。
 
 昇格への望みをつなぐため、なんとしてでも勝点3が欲しい東京Vも、最終ラインからのゆっくりとしたビルドアップで相手を押し込み、徐々に攻勢を強める。60分には、ペナルティエリア左から山下諒也が右足でコントロールショットを放つが、相手GKの好セーブに阻まれる。
 
 時間が経過するにつれて、疲れからか選手間にスペースが生まれる。その隙を有効に使い、両チームともに好機を創出。しかし、最後まで互いに1点が遠く、スコアレスドローで勝点を分け合った。
 
 次戦29節は、東京Vが24日にアウェーでモンテディオ山形と、磐田は25日にホームでザスパクサツ群馬と対戦する。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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