エジプトで世界最高齢のプロ選手が誕生!ギネス記録に認定されたその驚愕の年齢と登録資格とは…

2020年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ギネス記録登録には90分間のプレーが2試合必要

孫の声援を受けながら90分間を戦い抜いたバハダーは、世界最高齢プロ選手としてギネス記録に認定された。(C)REUTERS/AFLO

 エジプトで今年1月に誕生していた最高齢選手が遂にギネス記録に認定された。

 エジプトの3部リーグのシックス・オクトーバーに所属するFWエズ・エル=ディン・バハダーは、今年3月7日に行なわれたジェネシス戦で"プロ"デビューを飾ると、試合終盤にPKでゴールも記録。1-1の引き分けに終わったものの、「公式戦で得点を決めた最年長選手」になった。

【動画】バハダーが決めた世界最高齢での公式戦ゴール!

 しかし、ギネス記録に正式に認定される登録資格を得るには、90分間のプレーが2試合必要で、3月21日に行われる予定だった試合での達成を目指していたが、新型コロナウイルスの影響で試合が延期されていた。

 そしてこの度、無事にその2度目の試合が行なわれたようだ。

 現地メディアなどが報じたところによると、11月3日に75歳になる元アマチュア選手のバハダーは17日にエルアヤット・スポーツクラブ戦でフル出場を果たした。チームは2-3で敗れたものの、これで19年4月にイスラエル人GKのイサック・ハイェクが樹立した73歳95日という記録を更新し、最高齢プロ選手としてギネス世界記録に正式認定された。
 
 ロイター通信によると、「4人の息子と6人の孫がいる」というバハダーには「孫の何人かは土曜日の試合を観戦に訪れ、タッチライン際から声援を送っていた」という。バハダー自身も「競争を少し難しくするために、もう一度自分の記録を破ることを夢見ている」と語っているようだが、記録達成の試合後にチームとは契約切れになっていると伝えられている。

 日本では9月23日の川崎フロンターレ戦で、横浜FCの三浦知良が53歳6か月28日でJ1の最年長記録を大幅に更新した。一部メディアではバハダーが「三浦知良選手に刺激を受けた」と報じているが…

 この途方もない記録を更新する選手は現われるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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