「絶好のチャンスを逃した」ケルン戦の鎌田大地を評価する一方、決定機を外したプレーに地元記者がため息「あれが入っていれば…」

2020年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アイントラハトは2ポイントを失った」

所属チームで攻撃の中心として揺るぎない地位を築く鎌田だが、代表戦での疲れも出たか。 (C)Ge5ty Images

 現地時間10月18日にブンデスリーガ第4節が行なわれ、長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトはアウェーでケルンと対戦し、1-1のドローで終えている。

 先日まで行なわれた日本代表のオランダ遠征にも参加していた鎌田はトップ下で、長谷部も3バック中央で先発、ともにフル出場している。

 鎌田は先制点となるPK奪取に貢献しており、現地紙『Frankfurter Rundschau』は「平均的」な出来だったと評価している。

「日本代表の2試合に参加しており、さすがに試合開始時はややその動きは鈍っていた。前半はPKを獲得した場面以外はあまり良くなかった。ただ、後半は相手に脅威を与える攻撃の起点となっていた。50分に訪れた最大のチャンスを逸したことで、さらに高い評価を得るには及ばなかった」

 また、同僚である長谷部にも「まずまず」の評価がつき、最高評価は最前線のFWパス・ドストだった。
 
 一方、鎌田の働きに「物足りなさもあった」と評したのが現地紙『ECHO』デジタル版のペピ・シュミット記者だ。

「ケルンにとっては勝利以上の、そしてアイントラハトにとっては2ポイントを失った試合だった。アイントラハトはケルンにもっとプレッシャーをかけるべきだったが、彼らはそのことを忘れていた。一番良かったのは守備であり、攻撃陣には物足りなさが残った。

 唯一、決定的な場面が49分に訪れた。カマダは仲間との巧みなコンビネーションでケルンのゴール前で完全にフリーになっていたが、ボールに適切なミートをすることができなかった。本来ならば、これで2-0になるはずだった」

 鎌田はここまで3試合で1ゴール・2アシストをマーク。間違いなくフランクフルトの攻撃をけん引する存在だからこそ、懸かる期待も大きくなっている。

 次節は23日、絶対王者バイエルンとアウェーで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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