ベイルがトッテナムでついに復帰! ファンは熱狂もモウリーニョは“注文”を付ける「彼が決めていれば…」

2020年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

​​​​​​​「彼が帰ってきた。ついに帰ってきたんだ」

トッテナムでようやく復帰したベイル。そのパフォーマンスにファンは熱狂した。 (C) Getty Images

 ウェールズの至宝が、ようやくプレミアリーグの舞台に戻ってきた。

 現地時間10月18日に開催されたプレミアリーグ第5節で、トッテナム・ホットスパーは本拠地でウェストハムと対戦。開始16分間で3点をリードしながら、後半アディショナルタイム4分に追いつかれて3-3と引き分けた。

 壮絶な展開となったロンドン・ダービーで大きな注目を集めたのが、トッテナムのガレス・ベイルだ。

 今夏の移籍市場で7年ぶりに電撃復帰したナンバー9は、入団後からコンディション調整を続けていたが、この試合で初めてベンチ入り。そして72分にステフェン・ベルフバインに代わってピッチへと送り出されたのだ。

 投入直後に巡ってきた直接FKのチャンスで、枠内へ鋭いシュートを蹴り込んで、いきなり見せ場を作ったベイル。後半アディショナルタイム1分には、左サイドから切れ込んでからダブルタッチで相手CBをかわして、強烈なシュートを放った。

 惜しくもチームの勝利には貢献できなかったベイル。だが、久しぶりにノースロンドンへ舞い戻ったスターに多くのスパーズ・ファンは興奮しっぱなしだ。クラブの公式SNSには、次のようなコメントが相次いだ。

「彼が帰ってきた。ついに帰ってきたんだ」
「おかえりなさい」
「待ちに待った瞬間だ」
「こんなに興奮したのは何年ぶりだろう」
「ソンとケインとのケミストリーが完成すれば、プレミア1番の攻撃陣になる」
「とても興味深いスカッドになったんじゃないか?」
「最初のフリーキックのシーンはニヤニヤが止まらなかった」

 一方で、ジョゼ・モウリーニョ監督は、手綱を締めることを忘れなかった。試合後に英衛星放送『Sky Sports』のフラッシュインタビューに応じたポルトガル人指揮官は、「彼が戻ってきたことは好意的に捉えていい」としながらも、次のように続けている。

「それもサッカーの一部なのだが、ベイルが4点目を決めていたら、試合を完全に殺すことができたかもしれない。もちろんリスクを犯したウェストハムを何よりも称えるべきだが、我々は最後の最後でポケットに入っていた2ポイントを失ったことを忘れるべきではない」

 今夏の補強の目玉でもあるベイルの復調は、今シーズンのトッテナムの浮沈のカギとなるだけに、今後のパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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