浦和が仙台に6発大勝、ホーム連敗を4でストップ! 2ゴールの興梠慎三がJ1通算得点で歴代4位タイに!

2020年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

興梠が“マルキーニョス超え”を達成!

2ゴールを挙げ、勝利に貢献した興梠。写真:滝川敏之

 J1リーグは10月18日に、各地で第23節の8試合を開催。埼玉スタジアム2002では、浦和レッズ対ベガルタ仙台の一戦が行なわれ、浦和が6-0の大勝を飾った。

 浦和は今季ここまでホームで4連敗中。前節、尊敬するマルキーニョスのJ1通算ゴール数152得点に並んだ興梠慎三の記録更新にも期待がかかる。敵地に乗り込む仙台は、12試合未勝利と、なんとしてでも早々に勝点3を手にし、浮上のきっかけを掴みたい。

 試合は立ち上がり、前線から浦和が積極的にプレッシング。この姿勢がさっそく得点につながる。8分に武藤雄樹が高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを発動。前線でボールを受けた興梠のスルーパスに、ペナルティエリア左で反応した汰木康也がヒールパスで折り返すと、これに走り込んだ長澤和輝がゴールに流し込み、幸先よく先制する。

 その後は負けられない仙台に冷静なビルドアップでボールを握られ、セットプレーから好機を創出される。13分には左CKから、こぼれ球に反応したアレクサンドレ・ゲデスにフリーで撃たれるも、守備陣が身体を張って対応し得点を許さない。

 すると22分には、西川のロングフィードに汰木が抜け出し、GKとの1対1を迎える。抜きにかかるも、タイミングよく飛び出したヤクブ・スウォビィクにセーブされ、決定機をものにできず。

 しかし36分、ペナルティエリア手前左寄りの位置でFKを獲得すると、キッカーのマルティノスが左足で、壁の頭上を抜くシュートでネットを揺らし追加点を挙げる。

 さらに3分後にも、汰木のスルーパスに反応した興梠がペナルティエリア中央で相手GKに倒されPKを得る。これを自らキッカーを務めた興梠が左足でゴール右隅に落ち着いて沈め、今季6点目。前半のうちに浦和がリードを3点に広げる。
 
 後半は仙台がアタッキングサード細かくパスをつないで攻め込むも、浦和がしっかりとブロックを敷いてなかなかシュートを打たせない。

 すると浦和は51分にカウンターから、汰木が左サイドから切り込み、ゴール前に正確なクロスを供給。これに走り込んでいた興梠がヘッドで流し込み、4点目を挙げる。興梠はこれでJ1通算154得点とし、前田遼一(岐阜)に並ぶ歴代4位タイの記録に。

 さらに67分と86分に途中出場のレオナルドが追加点を決め、浦和が6発完勝。ホームの連敗を4でストップさせた。一方で仙台は、13試合勝利なしと白星が遠い厳しい状況が続いている。

 次戦は24日、浦和がホームでセレッソ大阪と、仙台はアウェーで名古屋グランパスと24節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】大量得点の口火を切った長澤の先制ゴール!

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