「パニックに陥った」「魂も、戦う姿勢もない」王者マドリーが昇格組カディスにまさかの今季初黒星!スペイン紙は辛辣批判

2020年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

ハーフタイムの“4枚替え”も実らず…

カディスにまさかの完封負けを喫したマドリー。攻撃陣の不振は深刻だ。(C)Getty Images

 王者レアル・マドリーが、開幕5試合目で早くも初黒星を喫した。しかも、それが昇格組だったというのは驚きだ。

 現地時間10月17日に開催されたラ・リーガ第6節で、マドリーはホームでカディスと対戦。0-1の完封負けを喫した。

 開始16分にアントニー・ロサーノにあっさり先制ゴールを許すと、15年ぶりに1部に上がってきたカディスの守備を崩せない。ハーフタイムには、流れを変えたいジネディーヌ・ジダン監督がなんと"4枚替え"を敢行。セルヒオ・ラモス(負傷)、ルカ・モドリッチ、イスコ、ルーカス・バスケスを下げて、エデル・ミリトン、カゼミーロ、フェデリコ・バルベルデ、マルコ・アセンシオを投入するも、最後まで同点ゴールを挙げることができなかった。

 昇格チームに足をすくわれたマドリーに対し、スペイン・メディアは辛辣な評価を与えている。

『Mundo Deportivo』紙は「レアル・マドリーのカディスに対する冗談」と見出しをつけた記事を掲載。「特に前半は酷い試合をしたので、敗北は当然だ。存在していないのも同じで、0-1で済んでよかったぐらいだ」とこき下ろし、こう続けた。

「前半は恥ずべき出来だった。長い歴史の記憶を辿ってみても、最悪のなかの最悪のひとつだ。ジダンの選手たちは、魂もなく、戦う姿勢もなく、無気力で、素晴らしいカディスに翻弄されていた」

 また、マドリー寄りのメディアとして知られる『AS』紙も「パニックに陥ったマドリー」と謳い、「守備は酷く、何も生み出せなかった」と酷評した。

 5試合で6ゴールととりわけ決定力不足が深刻なマドリー。次節、宿敵バルセロナとのクラシコに向け、不安を残す結果となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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