STVV鈴木優磨の今季3点目を含む、全9ゴールの “殴り合い”の行方は!? Wスズキの日本人対決は実現せず

2020年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

鈴木武蔵所属のベールスホットと鈴木優磨ら所属のSTVVが対戦

STVVで先発した鈴木優磨。DFのミスを逃さず今シーズン3点目を決めた。(C)Getty Images

 現地時間10月17日、代表ウィークで中断していたベルギーリーグが再開。第9節が行なわれ、日本代表としてオランダ遠征に参加した鈴木武蔵が所属するベールスホットとシュミット・ダニエルが所属するシント=トロイデン(STVV)が対戦した。

 ベールスホットの鈴木武蔵はベンチ外となったため、日本人対決は実現せず。STVVは鈴木優磨が先発、シュミットはベンチに入った。中村敬斗、伊藤達哉、松原后はアウェー戦に帯同しなかった。

 試合は開始早々、ベールスホットに主導権を握られる。ラファエル・ホルズザウアーに先制を許すと、17分には右サイドを駆け上がったホルズザウアーがDFとGKの間を突くピンポイントクロスを中央にあげ、駆け込んだタリク・ティソダリが頭で押し込まれ、試合前半で2点を奪われる。

 23分にもペナルティエリア内で倒してしまいPKを与え、これをホルズザウアーが冷静に決める。さらには34分に再びティソダリ、40分にロリス・ボロンゴに得点を許し、STVVは前半だけでリードを5点に広げられてしまう。

 ここまで一方的にやられていたSTVVだが、44分に左サイドから切り崩してオーレクサンドル・リフィポフのシュートで一矢報いることに成功。前半は5-1で折り返す。
 

 両チーム選手交代なしで臨んだ後半は、49分、ベールスホットDF陣のパスを奪った鈴木がGKと拘束して倒れ込みながらも左足でシュートを放ち、今シーズン3点目となるゴールが決まる。

 だが、57分にまたも左サイドから突破したホルズザウアーに突破され、クロスを跳ね返したところをイスマエル・クリバリに詰められ、6点目を突き刺された。

 それでも粘るSTVVは74分にデュケンス・ナゾンが、自らエリア内に持ち込んで豪快なシュートを決め、再び3点差に詰め寄る。

 しかし全9ゴールによる"殴り合い"もここまで。試合終了までお互いにゴールに迫るが、最終的なスコアは6-3でベールスホットに軍配が上がり、リーグ6勝目をマーク。6失点大敗のSTVVは、開幕戦のヘント戦以降、勝利がなく、1勝3分5敗で16位に沈んでいる。8試合勝利なしのまま、次節はホームでスタンダール・リエージュと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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