【C大阪】「人生のなかでも難しい」圧巻2発の豊川雄太が芸術的ループ弾を自己評価!「こぼれ球のゴールも一緒」

2020年10月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「プロに入ってから2週間以上休むことは…」

途中出場で大仕事をやってのけた豊川。写真:田中研治

[J1リーグ23節]C大阪4-1横浜/10月17日(土)/ヤンマー

 セレッソ大阪は17日、ホームで昨季王者の横浜F・マリノスと対戦し、4-1で快勝した。この試合で、途中出場から決定的な役割を果たしたのが豊川雄太だ。

 2-0でリードして迎えた66分にピッチへ入ると、その5分後の71分だった。片山瑛一からロングボールを受けると、ペナルティエリア手前からふわりと浮かせた鮮やかなループシュート。前に出ていたGK梶川裕嗣の頭上を越え、ボールはゴールに吸い込まれた。今季ベルギーのオイペンから加入したストライカーは、これがリーグ戦では移籍後初ゴールとなった。

 待望の一発で、肩の荷が下りた背番号32はさらに80分、奥埜博亮のパスを受けると、最後はGKとの1対1を制して、冷静にゴールに流し込む。試合を決定づけるダメ押し点となった。
 
 勝利の立役者のひとりなった豊川は試合後、「瑛ちゃんと奥くんから素晴らしいボールが来た」とアシストした2人の先輩の名を挙げ、チーム一丸でのゴールを強調した。

 また、ロティーナ監督も絶賛した1点目の華麗なループシュートに関しては、「すごいゴールもこぼれ球のゴールも一緒」と前置きしたうえで、「人生のなかでも難しいゴールだった」と振り返った。

 そして最後には、負傷による2か月もの離脱期間を回想しながら「プロに入ってから2週間以上休むことはなくて。身体的にもメンタル的にも難しい時間を過ごしてきた。そのなかでの2点を取れたことはトレーナー、メディカルスタッフに感謝したいし、こうやって結果を残していくことが恩返しに繋がるのかな」と、さらなる飛躍を誓った。

 これで暫定2位に浮上したC大阪。首位・川崎フロンターレとの勝点差は現時点で14となった。勢いづく関西の雄にとって、この26歳が頼れる切り札になるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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