「決めるのは私だ」起用法に不満示唆のグリエーズマンにクーマン監督が反応!「10人に10番はやらせられない」

2020年10月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

フランス代表では「ベストポジション」

グリエーズマンとは「問題はない」と語ったクーマン監督。(C)Getty Images

 どの選手をどのようなポジションでどのようにプレーさせるのか。それは、監督の権限だ。

 バルセロナのロナルド・クーマン監督は10月16日、アントワーヌ・グリエーズマンに"警鐘"を鳴らした。選手との間に問題はないと強調したうえで、起用法を決めるのは自分だと話している。

 クーマンが就任した今季のバルセロナで、グリエーズマンは3トップの右としてプレーしてきた。だが、フランス代表ではより中央でプレー。選手はディディエ・デシャン監督が「ベストポジション」で起用してくれると発言した。

 一部では、この発言がクーマンに対する不満ととらえられている。これに対し、クーマンは「(15日に)アントワーヌと話し、わたしはチームにとってのベストを目指すこと、われわれにとって彼は右でベストだと伝えた」と話した。(米スポーツチャンネル『ESPN』より)

「彼は3つのポジションでプレーできる。10番や9番としてもプレーできる。実際、わたしがオランダ代表を率いていたときに、フランスとの試合で彼は右でプレーした」
 
 さらに、クーマンは「アントワーヌとは問題ない。わたしは適正ポジション外で選手を起用しない。グリエーズマンはワイドでプレーできる。彼がもっと好む別のポジションがあるとしても、それはそれだ。10人に10番はやらせられない」と続けた。

「チームの最善に基づいて決める。責任を負うのは監督だ。選手は出場したらベストを尽くさなければいけない」

 グリエーズマンはクーマンの言葉をどのように受け止めただろうか。チーム内での序列に関する騒ぎが絶えないフランス代表の今後が注目だ。バルセロナは17日、ラ・リーガ第6節でヘタフェと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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