「彼は適した人材か?」ドイツの名物SDが香川真司の獲得検討を認める。むしろ期待を寄せる日本人選手は…

2020年10月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

存在感を高めるアプルカンプ真大

フォルトゥナは香川(左)の獲得を検討も断念。アプルカンプ(右)はそのフォルトゥナで頭角を現わしている新進気鋭だ。(C)Mutsu FOTOGRAFIA,Getty Images

 ラ・リーガ2部、レアル・サラゴサとの契約が満了となり、現在フリーの身である香川真司。同じ2部のサバデルをはじめ、複数の欧州クラブが新天地候補に挙がるが、いまだ先行きは不透明なままだい。

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 そんななか、ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフが香川の獲得を検討していた事実が判明した。クラブのスポーツディレクターを務める元西ドイツ代表FW、クラウス・アロフス氏が『Bild』紙のインタビューで明かしたもので、次のように語っている。

「この夏に我々は、シンジ・カガワの獲得についても吟味した。その能力はブンデスリーガで実証済みだし、疑いの余地などないだろう。だが、はたして彼はブンデスリーガ2部を戦うのに適した人材だろうか? あらゆることを総合的に考えて、正しい選択だろうか? 最終的にフォルトゥナとして下した決断は"ノー"だった」

 ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』はこのアロフス氏のコメントを紹介しつつ、「やはりカガワの高額サラリーが障壁となったのだろう。スペイン2部のクラブでは支払えない額だった」と伝えている。

 さらにアロフスSDは「創造性に溢れるミッドフィルダーは欲しいが、冬の移籍市場が開くまではアクションを起こすつもりはない」と断言。チームの中盤に関しては「エドガー・プリプを獲得したが、怪我もあって十分な働きができていない」と説明し、クラブ所属のひとりの日本人選手の名を上げた。「我々にはアペルカンプ真大がいる。ホームグロウン選手であり、これから大きなチャンスを掴むに違いない。これこそがフォルトゥナのやり方だ」と期待を口にしたのである。
 
 アペルカンプ真大は東京から移住した2015年以降、フォルトゥナの下部組織で研鑽を積んできた、現在19歳の日本人MFだ。攻撃的にも守備的にも振る舞えるユーティリティーで、プロ2年目となる今季にトップデビューを果たし、すでに2部で2試合に出場。直近のホルステン・キール戦(第3節、10月4日)ではセントラルMFで起用され、先発フル出場を飾っている。

 アンダー世代での日本代表歴もある新進気鋭に、アロフスSDは大きな魅力を感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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