「6番とか8番」で高みを目指す鎌田大地。理想像に近づくために注力していることは?

2020年10月12日 サッカーダイジェスト編集部

「得点に絡めたり、その一個前のアシストができるとか」

理想とするのは「6番とか8番」でのプレー。1トップについては「自信はない」とするが、求められれば「できることをやる」と語る。(C)JFA

 カメルーン戦では途中出場から2シャドーの一角でプレーした鎌田大地は、「意外とすんなりと入れた」と振り返る一方、「僕自身はあんまりシュートを打つ機会もなかったし、もう少しうまく関われたらよかった」と反省も口にする。

 もっとも、自身が一番やりたいポジションは、背番号で表わすと「6番とか8番」。特別なスピードがあるわけでなく、フィジカルもそこまで強くないという自己診断の下、中盤でのプレーに意欲を見せる。

 報道陣から理想とする選手像を問われると、「中盤のわりに、得点に絡めたり、その一個前のアシストができるとか、というのを意識している」と応じる。具体的には、ケビン・デ・ブルイネ(ベルギー代表)やダビド・シルバ(元スペイン代表)のような選手だとも。

「強いチームや上のチームは、8番、インサイドハーフにけっこう、攻撃的な選手が多い。守備ができないとダメというイメージはありますけど、上手い選手とかはある程度、守備もできるので。僕はそういうふうになれたらいい」

 理想とするプレーヤーに近づくために、今はとにかく守備の強化に注力しているという。

「デュエルの数だったり、勝つ回数も多くなってきている。(フランクフルトでは)トップ下で、攻撃はもちろん任されているんですけど、監督からはとにかく守備をやってくれ、と。守備を今は頑張って、走る量を増やして、できるだけ対人に勝つというのを考えてやっています」

 非凡な攻撃センスに加え、守備力も着実に高めつつある。攻守両面でグレードアップした姿を、13日に行なわれるコートジボワール戦のピッチでも見せられるか。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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