「良かったのはヨシダと…」ブラジルメディアがカメルーン戦の日本代表を採点! 高評価を得たのは?

2020年10月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

MOMは吉田、酒井宏樹と伊東純也も高評価に

ブラジル・メディアから高評価された主将の吉田。守備を統率した。(C)JFA

 およそ1年ぶりとなる活動で、日本代表はカメルーンとの親善マッチに臨み、スコアレスドローに終わった。

 この試合を見守っていたブラジル大手メディア『globo』の"日本通"であるチアゴ・ボンテンポ記者は、「日本で数年前には不可能だったことを、サムライブルーが実現した」と称えつつ、選手たち一人ひとりに10点満点での評価と、寸評を綴っている。

 最高点は吉田麻也で「6.5」の最高評価を獲得し、マン・オブ・ザ・マッチに選出されている。寸評では「日本の守備を統率し、カメルーンの前線に仕事をさせなかった。ほとんどのデュエルを制し、ほぼノーミスの出来」と絶賛している。

 また、MOMではないものの、「6.5」の評価を得たプレーヤーがふたりいる。ひとりが、酒井宏樹だ。右SBで先発し、後半からは3バックの一角を担った。「守備で素晴らしいスペシャリストぶりを発揮し、常にカバーに、デュエルに積極的な姿勢を見せた。攻撃面でもチャンス創出に貢献したが、クロスはまだ改善の余地がある」としている。

 そしてもうひとりが、途中出場の伊東純也だ。「彼は途中から出場して、右ウイングでプレーした。ファーストプレーで、ユウヤ・オオサコが決めるべきだったクロスを上げていた。ミスはいくつかあったものの、チームをアグレッシブに牽引し、より危険な場面を作った」と、後半開始から3バックに変更したチームで特に目を引いた存在だと評している。
 
 3人に次いで高い「6.0」を獲得したのは権田修一、柴崎岳、中山雄太、南野拓実、鎌田大地の5人。「5.5」は冨安健洋と安西幸輝、堂安律、原口元気、久保建英に与えられ、チーム内最低評価となった「5.0」は大迫勇也に。また、この試合で代表デビューを果たした菅原由勢は評価なしだが、「ヒロキ・サカイの後継者候補の筆頭格」と注目しているようだ。

 ちなみに森保一監督には「5.5」が与えられている。ボンテンポ記者は「現戦力での最大の強度で試合をスタートさせたが、攻撃がうまくいかなかった。ディフェンスはうまくいっていたし、システム変更の決断もスムーズだった。チームの戦術的なバリエーションを増やすために良いテストだったが、パフォーマンスの質が課題だ」と評した。

 守備陣が奮起したこの一戦で、生まれなかったゴールは、13日に行なわれるコートジボワール戦では見られるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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