【J1ベストイレブン】プロ初の1試合2ゴール! ドリブルで魅せた札幌の大卒ルーキーをMVPに!|21節

2020年10月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

横浜&名古屋から2名ずつをセレクト!

【21節のベストイレブン】

 J1リーグは10月10日、各地で第21節の9試合が行なわれた。ここでは、今節の試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 札幌の大卒ルーキーが、チームを逆転勝利に導く圧巻のパフォーマンスを披露した。

 ホームに湘南を迎えた一戦に先発出場した金子拓郎は、1点を先取されて迎えた42分に同点弾を奪うと、55分にもスピードに乗ったドリブルから左足でネットを揺らし決勝点。さらに得点以外にも、果敢な仕掛けとアイデアで攻撃にリズムをもたらし、この日の主役となった。プロ初の1試合2ゴールで、J1ホーム通算50勝目に大きく貢献した金子を、今節のMVPとした。

 大量4得点の完勝を飾った王者横浜からは、2名をセレクト。松原健は、大分の堅守に苦戦するなか、流れをもたらす貴重な先制ゴールを挙げ、エリキは2ゴールで相手の戦意を喪失させた。
 
 C大阪との上位対決を制した名古屋からも2選手、オ・ジェソクとマテウスを選出。前者は対人守備だけでなく攻撃参加でも存在感を見せ、後者は終了間際の劇的弾でチームに勝点3をもたらした。

 また、2位のFC東京を下したG大阪からは、中盤の支配者となっていた井手口陽介。乱打戦を制した柏からは、2得点を挙げるなど獅子奮迅の活躍を見せた江坂任。3試合ぶりの白星を手にした鹿島からは、高い技術を駆使して攻撃の重要な歯車となっていたファン・アラーノを選んだ。

 そのほか川崎の小林悠は、押し込みながらも得点が奪えないもどかしい展開のなか、決勝ゴールを挙げてエースの仕事を全う。広島の佐々木翔は、1対1を冷静に処理し安定感ある守備を発揮。浦和の西川周作は、PKストップでチームの救世主となった。
 

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