「欧州で価値は失った」元J大物助っ人がボタフォゴの本田圭佑を辛辣批判!「ハッキリ言ってプラスではない」

2020年10月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当にホンダはいるのか?」と苦言

かつてブラジル代表でもプレーした“大物”エジムンド(右)が、本田(左)に意見した。 (C) Getty Images

 かつてJリーグで異彩を放った元セレソン戦士が、ブラジルの古豪ボタフォゴでプレーする本田圭佑に物申した。

 今年1月に鳴り物入りでボタフォゴに入団した本田は、チームに欠かせないレギュラーとしてプレー。現地時間10月7日に行なわれたブラジル全国選手権(セリエA)第14節のパルメイラス戦では、負傷離脱から4試合ぶりの復帰を果たし、チームにとってリーグ戦11試合ぶりとなる白星に貢献した。

 強敵パルメイラス戦でのパフォーマンスには、「ボール回しが大幅に改善された。彼はボタフォゴにとっての"セーフティーゾーン"である。全てのプレーは背番号4に通じている」と綴った地元有力メディア『LANCE!』をはじめ、多くのメディアから称賛が送られていた。

 だが、高評した周囲の反応とは裏腹にボタフォゴのサムライ戦士に苦言を呈したのが、元ブラジル代表MFのエジムンドだ。
 
 かつて東京ヴェルディと浦和レッズでプレーした往年の名手は、現在自身が務めている『Fox Sports』の解説で、「彼は必要なのか?」と本田に向けて厳しい言葉を浴びせた。

「ホンダは盛大に迎えられたが、東京五輪に出場したいということでブラジルに来ただけだ。彼の元には他にオファーはなかったんだろう。クラブも経営上の苦しい事情もあって、マーケティング面のチャンスだけに目を向けてしまった。それでボタフォゴは欧州市場では、とっくに価値を失っている選手たちと契約することになったんだ。それこそがホンダの現状だ」

 さらにエジムンドは、本田と同じように大物助っ人としてボタフォゴに迎え入れられたサロモン・カルーも含めて、「大きなプラスにはなっていない」とキッパリと言い放っている。

「カルーとホンダは、はっきり言って、プレー面ではあまりチームのプラスになっていないよ。二人ともビッグネームではあり、過去に素晴らしい実績を持っているから、ファンは入団を大いに喜んでいたが、私は常に懐疑的だった。実際、今の段階で、チームに厚みを加えているのはボタフォゴが他に獲得した若手や下部組織出身の選手たちだ」

 歯に衣着せぬ発言で人気を博しているエジムンド。この元J助っ人の辛辣な指摘を日本サッカー界のカリスマはどう捉えるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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