「軌道が美しい」「判断も技術も素晴らしい」Jリーグが9月度の月間ベストゴールを発表!J1では清武弘嗣の起死回生の一発が選出

2020年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

J3では対峙する相手をかわし狙い澄ました50メートル弾!

清武の仙台戦決勝弾が9月度の月間ベストゴールに選ばれた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは10月9日、9月の「月間ベストゴール」を発表した。

 J1リーグではセレッソ大阪の清武弘嗣の起死回生の一撃が選ばれた。19節のベガルタ仙台戦で、1点ビハインドの場面で投入された清武は、CKから同点ゴールを演出。迎えたアディショナルタイム1分に左サイドでボールを受けると中央へ切り替えしペナルティエリア左角から狙い澄ましたシュートを放つ。きれいな弧を描いたボールがゴールに吸い込まれ、チームを逆転勝利に導いた。

 選考委員の原博実氏は「左サイドでクロスと見せかけて切り返しペナルティーエリアの角から逆サイドへのクロスと思わせてのシュートが逆サイドの上隅に」と対戦相手も惑わせた技術と、ボールを持ちながら周囲の変化を冷静に見極めた判断を絶賛した。

【動画】「シュートの軌道が美しい」清武の9月度月間ベストゴール!

 またJ2では、徳島ヴォルティスの小西雄大が第18節・栃木SC戦で決めた51分の先制弾をチョイスされた。柱谷幸一委員が「左足から放たれたシュートは美しい軌道を描いてゴールに吸い込まれたスーパーゴール!」と語る、ショートコーナーからの美弾となった。

【動画】「上空はるか上から」落ちてくる美弾!小西の9月度月間ベストゴール!

 J3はロアッソ熊本のFW浅川隼人が第16節・藤枝MYFC戦アディショナルタイムで決めた決勝弾が選出。「ハーフウェイラインより少し後ろからトラップしての50メートルのロングシュート!」(播戸竜二委員)で、「相手GKの位置を見ていた冷静さと、シュートを選択した勇気に拍手」(寺嶋朋也委員)と選考委員たちも称賛している。

【動画】50メートルの「ロングループショット」浅川の9月度月間ベストゴール!
 
受賞した3選手のコメントは以下の通り。

【J1】
●清武弘嗣(C大阪/MF)

「9月月間ベストゴールに選んでいただきありがとうございます。このゴールは、小池 裕太選手からタイミングよく来たパスを1対1で仕掛けて、イメージ通りに蹴ることができました。今年は自身のゴールやアシストにこだわってやっていくと決めているので、さらに得点を重ねチームを勝利へ導きたいと思います」

【J2】
●小西雄大(徳島/MF)

「9月度の月間ベストゴールに選んでいただきありがとうございます。日々のトレーニングの積み重ねがゴールという形で出たこと、そしてチームの勝利に貢献できたことが何よりも嬉しかったです。また、このようなゴールを決められるよう積極的にゴールを狙っていきたいと思います」

【J3】
●浅川隼人(熊本/FW)

「この度は、明治安田生命J3リーグ9月月間ベストゴールに選んでいただき、今年の目標の一つが叶いました。とても嬉しく思います。日頃から支えてくださるチームメイト、ファンサポーターの力があってこそ、このゴールを取ることができました。このような記憶に残るゴールもそうですが、より多くの記録としてゴールを残せるように頑張っていきます。チームが優勝してJ2に昇格できるように、また個人として得点王が取れるように頑張っていきますので応援よろしくお願いします」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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