【群馬】“元女子高”の新興校・香里ヌヴェール学院のMF中田湧大が来季加入内定!「長谷部誠のようなボランチ」と評価

2020年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分の夢であるプロサッカー選手になれたことを嬉しく思います」

高校ではキャプテンも務めるなどリーダーシップも魅力の中田。写真提供:香里ヌヴェール学院高

 ザスパクサツ群馬は10月8日、香里ヌヴェール学院高校に所属するMF中田湧大の2021シーズンからの加入内定したことを発表した。

 同校は、2017年3月までは女子校。創部4年目のサッカー部としては、初のJリーガー誕生となった。

 中田はクラブを通して「来シーズンからザスパクサツ群馬に入団することが決まりました、中田湧大です。自分の夢であるプロサッカー選手になれたことを嬉しく思います。このようなチャンスをいただけたことは、決して自分の力だけでは叶わなかったことで、たくさんの人の支えがあったからこそ夢が叶ったので感謝の気持ちを忘れずにプレーで表したいです。また、一日でも早くピッチに立ち、チームに貢献し、サポーターの皆様に応援して頂ける選手になれるように頑張ります」と意気込みを語る。

 また、群馬は「冷静で的確な状況判断で中盤のバランスを取れる大型ボランチ。優れたボール奪取能力と正確な繋ぎで攻守において貢献できる」と評価し、183cm・73kgとサイズのあるボランチに期待を寄せている。
 
 かつてガンバ大阪などでプレーし、今年より同校サッカー部監督を務める植田龍仁朗監督は「ボランチとしての起用を考えています。球際の部分はJでも通用するものがあると思う。今後プレーの幅を広げて積み上げていってほしい」と評価。

 加入を決めた群馬の強化部長は「いずれは世界に羽ばたく大器だと思う。派手さはないが、玄人受けするタイプ。日本代表でいえば、長谷部選手のような、そこに彼がいることによって他の選手が生きるタイプ」と絶賛する。

 今季からJ2を戦っている群馬にとっても、即戦力の補強が多いなか、ポテンシャルの大きさにかけて高卒ルーキーを獲得するといういわゆる試金石ともなるべき強化だ。

「今後特別指定なども検討していますが、まだ選手権も残っているので」と群馬でのお披露目には含みを持たせた。

 中田の在学している香里ヌヴェール学院は、第99回全国高校サッカー選手権大阪予選を勝ち上がり、10月18日に大阪桐蔭と5回戦を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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