【J1展望】1stステージ・2節|甲府-名古屋|相手の隙を突くか、堅守を崩すかの攻防に注目

2015年03月13日 サッカーダイジェスト編集部

甲府――前線を再編し「2トップ・3ボランチ」の採用も。 名古屋――小屋松の「相手を崩す」働きに期待。

故障者/甲府=福田、渡邊、松本、土屋 名古屋=野田、青木、L・ドミンゲス 出場停止/甲府=なし 名古屋=なし

J1リーグ・2節
ヴァンフォーレ甲府 名古屋グランパス
3月14日(土)/14:00/山梨中銀スタジアム
 
ヴァンフォーレ甲府
リーグ成績(1節終了時):17位 勝点0 0勝0分1敗 0得点・2失点
 
【最新チーム事情】
紅白戦で「2トップ・3ボランチ」を採用。
MF新井が左膝の怪我から復帰し、3月8日の練習試合(松本戦)でフル出場。
W・エンリケ、堀米、伊東ら、サブ組が紅白戦でアピール。
負傷離脱していた盛田が全体練習に合流。一方、広島戦で古傷を痛めた松本が練習を回避。
 
【担当記者の視点】
 3-4-2-1で臨んだ前節・広島戦では、1トップのアドリアーノが起点になれず良いところなく敗れた。特に、わずか一度のチャンスしか作れなかった攻撃の不振ぶりは深刻。「怖さを出せなかった」(阿部翔)ため、紅白戦で採用した「2トップ・3ボランチ」の可能性もある。
 
 もっとも、名古屋相手にポゼッションで優位に立つ可能性は低く、まずは守備に重心を傾けざる得ない。そのうえで、広島戦で露呈した攻守の切り替えの不備を修正し、相手の隙を突く形でカウンターに転じられるかが鍵となる。
 
【J1展望】1stステージ・2節|全9カードの予想布陣、各チームの最新動向をレポート!
 
名古屋グランパス
リーグ成績(1節終了時):8位 勝点1 0勝1分0敗 3得点・3失点
 
【最新チーム事情】
●非公開練習でセットプレー時の守備を修正。
●MF矢田をボランチで起用する可能性も。
●前節のPK失敗を受け、闘莉王は雪辱に燃える。
 
【担当記者の視点】
 余程のアクシデントがない限り、先発メンバー、布陣とも前節・松本戦と同様だろう。ただ、堅守速攻の相手に対しポゼッションで上回る可能性が高く、「ボールを効果的に動かして組み立てられる」(西野監督)MF矢田のボランチ起用もあり得る。
 
"相手をどう崩すか"という部分では、松本戦でJ1初ゴールを奪った小屋松の「ボールを引き出せる力と背後への飛び出しで生み出す縦への推進力」(西野監督)にも期待したいところ。一方守備面では、松本戦で2失点したセットプレー時の出来が問われる。

【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・1節
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事