【ルヴァンカップ】優勝候補の川崎敗れる…FC東京が魂のディフェンス&レアンドロの2ゴールで決勝進出!

2020年10月07日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎は最後までゴールを奪えず

2ゴールを挙げたレアンドロ。勝利の立役者となった。(C)SOCCER DIGEST

[ルヴァンカップ準決勝]川崎0-2FC東京/10月7日/等々力

 10月7日にルヴァンカップの準決勝が行なわれ、等々力陸上競技場では川崎とFC東京が対戦した。今大会は新型コロナウイルスの影響により、一発勝負に。90分で決着がつかない場合は延長戦はなく、PK戦に入るルールとなった。

 リーグ戦で首位を快走する川崎は、システムは通常通り4-3-3。GKチョン・ソンリョン、最終ラインは右から山根、ジェジエウ、谷口、登里、中盤はアンカーに守田、インサイドハーフに田中、脇坂、3トップは右から家長、L・ダミアン、齋藤の並びとなった。

 一方、FC東京は4-4-2。GKは林、4バックは右から中村拓、渡辺、森重、小川、2ボランチはA・シルバ、安部、サイドハーフは右に三田、左にD・オリヴェイラ、2トップは永井、レアンドロが入った。

 ボールを保持して隙を窺う川崎に対し、FC東京はインテンシティの高い守備で対抗。ボールを奪えば、素早く前へボールを進め、カウンターを狙った。すると14分、相手陣内左サイド深い位置で永井がジェジエウに倒されてFKを獲得。このFKをレアンドロが直接決めてFC東京が先制に成功した。

 その後も川崎が丁寧にボールをつないで攻撃を展開するも、FC東京は集中力の高い守備を披露。決定的な形を作らせず、前半は1-0で折り返した。
 後半開始から川崎は齋藤に代えて三笘、脇坂に代えて大島を投入。一方、FC東京もその三笘対策か、右SBの中村拓に代えて中村帆をピッチへ。56分には三笘が左サイドを突破するもクロスは森重が間一髪のところでクリアした。

 するとFC東京が狙い通りのカウンターで追加点を挙げる。62分、永井が左サイドを抜け出すとそのクロスをレアンドロが合わせた。

 その後もFC東京のディフェンスは崩れない。川崎はFWの小林、宮代らをピッチに送るも最後までゴールを奪えず、FC東京が2-0で勝利。

 川崎は目標としていた3冠の夢を叶えられず、粘り強く戦ったFC東京が決勝進出を決めた。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【ルヴァンカップ準決勝PHOTO】川崎0-2FC東京|敵地でレアンドロ2発!集中力の高い守備を披露したFC東京が決勝進出!
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