【山形】「本当に悩みました」チーム内得点王の山岸祐也が2位福岡へ完全移籍…社長も異例のコメント

2020年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

山形の相田社長も「強く慰留しました」と異例のコメント

今季チームトップの6ゴールを記録していた山岸。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 モンテディオ山形は10月6日、FW山岸祐也がアビスパ福岡へ完全移籍することを発表した。

 山岸は昨季途中に岐阜から加入すると、初先発した31節・柏戦では1ゴール・1アシスト。41節・山口戦ではハットトリックの活躍で、チームに溶け込むと、今季もリーグ戦23試合に出場。チームで3番目となる1,876分間プレーし、最多の6得点を記録していた。

 9月に行なわれた8試合では全て先発出場。そのうち7戦でフル出場しており、9月30日の群馬戦で80分にピッチを後にすると、10月4日の松本戦ではメンバー外となっていた。

【動画】山岸祐也が山形最後の公式戦で2ゴール!群馬戦のハイライト

 移籍が決定した山岸は、クラブの公式ホームページで以下のようにコメント。

「今、このタイミングで移籍をするのかどうか、本当に悩みました。そして、移籍するという決断をしましたが、そんな簡単に決められなかったですし、本当に悩んだのは事実です。しかし、移籍すると決めたからには、覚悟をもって福岡に行きたいと思います。この山形での1年間は本当に濃く、とても成長することが出来ました。どんな時も応援していただいたサポーターのみなさんからの愛をすごく感じました。本当に感謝しています。これからも少しでもいいので気にかけていただければ嬉しいです。ありがとうございました」
 
 またシーズン中の主力選手放出となったことで、クラブの相田健太郎社長も以下のようにその経緯を説明した。

「我々は山岸祐也選手を貴重な戦力として、高く評価しておりました。今回の移籍の話があった際にクラブはシーズン最後までチームの一員として、共に戦い続けて欲しい旨を伝え、強く慰留しました。しかし、本人の意志が固く、今回の移籍に至りました。これからの山岸祐也選手の活躍を願うとともに、我々は成長を続けるべく、シーズン後半戦もチームの強化にあたってまいります」

 この移籍を伝えたクラブの公式SNSにはファンから以下のような声が寄せられている。

「泣いちゃう!ってか、泣いてる」
「今思えば、あの連続フル出場は祐也なりのケジメだったのだろうか…」
「選手の人生だから何も言えません…」
「うわーこれはまじショック」
「山形でプレーしてくれてありがとうございました」
「寂しいけど新天地での活躍をお祈りいたします」
「残った選手達の奮起に期待してます」

 山形はここまでは勝点29で16位と苦戦している。首位徳島との勝点差は19と差があるものの、シーズンは折り返したばかり。巻き返しには残された選手たちの奮起が必要となりそうだ。

 山形は10月10日に次節・琉球戦をホームで戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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