「仲良しチームではない」原口元気が語る久しぶりの代表活動の意味。注目してほしい自身のプレーは…

2020年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「昔のようにがむしゃらにゴールを狙うっていうよりも…」

原口が久しぶりの代表活動に挑むうえでの意気込みを語った。※写真は取材中のスクリーンショット

 日本代表は10月6日、オランダ・ユトレヒトでの合宿2日目を迎えた。MF原口元気がオンライン取材に応じ、今回欧州遠征に挑むうえでの心の持ち方を明かした。
 
 新型コロナウイルスにより各国際大会が延期となるなど、大きな影響を受けたサッカー界。それは日本代表も同様で、活動自体が昨年12月に行なわれたE-1サッカー選手権以来、約10か月ぶりとなった。
 
 ヨーロッパ各国でプレーする日本人選手たちが一堂に会する久しぶりの機会となったが、原口は「仲良しチームではない」と強い気持ちを持って臨むことを強調した。
 
「(コロナウイルスの影響で)いろいろ規制はされていますけど、コミュニケーションは取れる。ただ『1年ぶりに会えました』『楽しいです』『懐かしいですね』で終わらないように、しっかり試合に勝っていけるようにというのは監督も言っていますし、久しぶりに会った仲良しチームではなくて、本当に毎試合勝っていくというチームを今回は作れたらいいかなと思います」
 
 原口が所属するドイツ2部・ハノーファーは、暫定ではあるものの現在リーグ戦2位。3日に行なわれた第3節のブラウンシュバイクとの一戦でも、トップ下で先発し1ゴール・1アシストで勝利に貢献した。
 
 チーム、個人ともに好調のスタートを切っているが、日本代表とは"別物"であるとしたうえで、「代表に還元できる」と自信を示した。
 
「チームはすごく順調です。監督も去年から契約を延長し、自信を持って今シーズンに入れたという感じがあって、それが結果につながっている。僕自身はそのなかで良い役割をもらっていて、攻撃的にも守備的にも多く関われるポジションでプレーさせてもらっています。自分の調子とか、プレーの感覚の良さというのは代表にも持ち込めるかなと思います」
 
 また、今回の欧州遠征で注目してほしいと語るのは"オフザボールの動き"。この1年半でそこが一番成長したという。
 
「昔のようにがむしゃらにゴールを狙うっていうよりも、ここ最近で大きく変わった良いポジションを取るとか、良いスペースに走り込むっていうのは、すごく冷静に判断できるようになった。改善できた部分を代表でも表現できたらいいかなと。そこに注目してもらえたら(見ている人に)少しでも興味を持ってもらえるんじゃないかな」
 
 日本代表は9日にカメルーンと、13日にコートジボワールと対戦する。原口の"オフザボール"に注目だ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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