「最高のナイスガイだ!」香川真司の“熱き惜別メッセージ”にサラゴサ・サポが感動&絶賛!

2020年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

新天地候補には同じく2部の複数クラブが

サラゴサとの契約が解除となった香川。スペインでのプレー続行を希望する。(C)Getty Images

 レアル・サラゴサとの契約が解除となった香川真司が、愛するサポーターに対して熱いメッセージを投稿した。

 現地10月2日、サラゴサは来年6月末まであった香川との契約を双方合意のもとで解消したと発表。ラ・リーガ2部では2名の「EU外選手」登録が認められているが、香川はその枠から漏れたのが理由とされている。

【画像】香川真司が自宅リビングを公開! サラゴサ・サポに別れの言葉を綴り、壁には大切なパネルが…

 とはいえ、急転直下の展開に香川本人は戸惑いを隠せない。複数のスペイン・メディアがオンライン会見でのコメントを掲載。日本代表MFは「違う形で別れを告げたかったですね。だから悲しい。クラブの決断は受け入れるのも、理解するのも、難しいものでした。少し苛立ちも感じますし、いま、自分の言葉で説明するのは難しい」などと語り、釈然としない想いを明かしている。

 そんななか、香川は日曜日に公式インスタグラムを更新し、サラゴサ・サポーターへの惜別メッセージを綴った。自宅リビングでカメラに向かって微笑む写真をアップロードし、壁には大勢のサポーターを集めて大盛り上がりだった入団会見時の現地紙の紙面がパネルとなって飾られている。香川のファンへの愛情が垣間見える画像だ。

 以下がラストメッセージの全文である(原文まま)。

「サラゴサの皆さんへ
 皆さんに別れの挨拶をする時がきてしまいました。このような形でお別れをすることを希望していませんでした。昨シーズンはかなりハードなシーズン、またコロナの影響により例年とは違うシーズンとでしたが、喜びも悲しみもみんなと共有することができました。

 残念ながら目標であった1部昇格を最後まで目指していましたが、達成することができませんでした。また、今シーズンその目標を達成する為戦うことができればうれしかったです。

 多くのファンのみんながロマレダで出迎えてくれた入団会見の日はもちろん、日々みんながシーズンを通して支えてくれたことを忘れることはないですし、心から感謝しています。また、この場でチームメイト、クラブのみんながサポートしてくれて、初日から我が家のように感じることができるようしてくれたことにとても感謝します。みんなとロッカールームを共有することができとても光栄でした。サラゴサが1部に昇格することを心より楽しみにしていますし、サラゴサのクラブはそれに値すると思います。私がレアルサラゴサでプレーできたことは私の一生の誇りです。皆さんの幸運をお祈りします」
 
 さっそくフォロワーからは賛辞のコメントが相次ぎ、「最高のナイスガイだ!」「シンジとの別れが辛いな」「君がここでプレーしてくれたことをずっと忘れない」「素晴らしいジェントルマン」「本物のワールドクラスだよ」などなど、枚挙に暇がない。一方でクラブの判断に対しては「理解できないよ」「情けないかぎりだ」「カネがないんだからしょうがない」と、さまざまな意見が寄せられている。

 思いがけずフリーの身となった香川。選手本人はスペインでのプレー続行を第一に考えており、同じく2部のログロニェス、ラージョ・バジェカーノ、サバデルといったクラブが新天地候補に挙がっている。はたしてこの数日でどんな展開を見せるのか、動向から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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