【名古屋】「流れを変えることができて良かった」フィッカデンティ監督はアウェー連敗ストップに安堵。次節で断ち切りたい法則は…

2020年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

8月の川崎戦以来の1-0勝利

8試合勝ち負けが交互に続いている名古屋。その流れを断ち切れるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ20節]浦和0-1名古屋/10月4日(日)/埼スタ

 名古屋は、失点はリーグ2位の少なさで5位につけるが波に乗り切れていない。その理由は明白で、連敗していないものの、連勝ができていないことに起因している。ホームでは現在3連勝中ながらアウェーでも3連敗中だった。

 そんななか迎えた浦和戦では、両チーム攻め手を欠き、序盤は0-0で折り返す。

 そして迎えた54分、マテウスが相手の守備も人数が足りているなか、左サイドで対峙するマルティノスを抜き去り、一番遠いサイドへ柔らかい浮き球のパスを送った。走り込んだ金崎夢生がしっかりとヘディングで押し込み、これが決勝点に。浦和の猛攻を凌ぎ1-0で勝利を収めた。

 フィッカデンティ監督は、「マテウスが個人的に素晴らしいチャンスを作ってくれて、それがしっかり形にできて、素晴らしいゴールを決められて良かった。結果最後までオープンな試合になってしまったかなと思いますが、浦和相手に何もさせないというゲーム展開は無理だと思うので、それをしっかりと受けて、守り切るということを選手が最後までやってくれた。今日の勝利はその結果だと思います」と久々の"ウノゼロ"勝利を喜んだ。
 
 決勝点をお膳立てしたマテウスも「前半は、そんなにチャンスを作ることができなかったのですが、浦和の強い部分は止めることができたと感じます。後半はチームとして自分たちのリズムを作れ、いろんなチャンスも作れましたし、ゴールをできたことはすごく満足しています」と守備からリズムを作り、自分たちの形で勝利できたと語る。

 クリーンシートでの勝利は川崎フロンターレに今のところ唯一の黒星をつけた、8月23日のホーム・豊田スタジアムでの1-0勝利以来となる。

 フィッカデンティ監督は「ホームで良くてアウェーで悪くて、我々自身もそれは感じていたので、その流れを変えることができて良かった」とアウェーでの連敗を3で止めたことに安堵した。

 この日の勝利で勝点を36に伸ばし、4位とした名古屋は、次節ホームに同42で3位のセレッソ大阪を迎える。

 現在8試合連続で黒星と白星が交互に続いている名古屋は、この法則から抜け出し連勝することができるか。

 決勝弾を決めた金崎は「次の試合が大事になってくるので、しっかり次に向けて準備したい」と早くも次戦への闘志を燃やしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【J1第20節PHOTO】浦和0-1名古屋|金崎の得点を死守!敵地での貴重な勝利で連敗をストップし、4位浮上!
 

次ページ【動画】金崎夢生の決勝弾で敵地での連敗をストップ!浦和戦のハイライト

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事