オルンガの2発と大谷弾!柏が横浜FCとの“昇格組”対決を制す。開幕戦以来の先発となったクリスティアーノは先制点をお膳立て

2020年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

柏の神谷優太も負傷離脱から復帰

2月の開幕戦以来の先発出場となったクリスティアーノ。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは10月3日、第20節の6試合を各地で開催した。ニッパツ三ツ沢球技場で行なわれた横浜FCと柏レイソルの一戦は、3-0でアウェーの後者が勝利を収めた。

 今季J2から昇格してきた両チーム。7月の前回対戦では3-1で横浜FCが敵地で快勝し、J1復帰後初の白星を挙げた。その後、横浜FCは前節・浦和戦で2-0と完封勝利を収めるなど、ここまで6勝を挙げている。また、前節に今季初スタメンとなったレアンドロ・ドミンゲスを続けて先発起用。2010年から14年途中まで在籍した古巣の柏との対戦となる。

 対する柏は、2月の開幕戦以来の出場となるクリスティアーノが先発復帰。オルンガと負傷から復帰した神谷優太と前線のトライアングルを形成。また江坂任がメンバー外となっている。

 試合は、開幕戦以来となる柏の助っ人ホットラインがブランクを感じさせない活躍を見せる。

 5分に自陣でボールを奪った守備陣からボールを受けたクリスティアーノがセンターサークル手前から長距離パスを送る。これを受けたオルンガがペナルティエリア内に侵入し、冷静にゴールへ流し込み1-0と先制に成功する。オルンガは2戦連続ゴールで今季18点目を記録した。
 
 柏はボールを握る相手に対応し、激しいプレッシングを捨て守備ブロックを形成すると、オルンガ、クリスティアーノの強力2トップへロングボールを送る戦い方で効果的に相手ゴールまで迫る。

 ホームの横浜FCもボールを握りながらじわじわと攻め込む。29分には松尾佑介、31分には瀬沼優司と続けてシュートを放つが得点できず。57分には斉藤光毅、一美和成を2枚替えで投入。さらに攻勢を強める。

 後半の飲水タイム直前には多くの選手がペナルティエリア内に押し込み、最後は松尾があわやというシュートを放つものの、相手GKのファインセーブもあり1点が遠い。

 その後、カウンターから76分、オルンガにこの日2ゴール目を決められ、アディショナルタイムにはクローザーとして交代出場したばかりの大谷秀和にも得点を許し0-3でタイムアップとなった。

 この結果、横浜FCは連勝ならず、勝点20のまま。柏は連敗を回避し勝点を33に伸ばした。

 次節、横浜FCは10月10日に敵地で鹿島アントラーズと対戦。柏は、中3日でルヴァンカップの準決勝を横浜F・マリノスと戦い、10日にヴィッセル神戸をホームで迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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