【FC東京】4冠の可能性を残して迎える終盤戦。長谷川健太監督は“超”ハードスケジュールでも「試合がやれる喜びを噛みしめて」

2020年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ACLへは私も非常に強い想いを持っています」

「どんなスケジュールであっても戦い抜く」と決意を語る長谷川監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 FC東京の長谷川健太監督は10月3日、練習後にオンライン上で取材に応じ、前日に発表されたJリーグの最終節までのスケジュールについて見解を示した。

 Jリーグは前日の2日にリーグ戦最終節までの日程を発表。これによると、12月19日は、リーグ戦の最終節とACL(アジア・チャンピオンズ・リーグ)の決勝が重複する。

 ACLをはじめ4冠の可能性を残すFC東京は、今週末から11月18日までにJ1リーグ10試合と、ルヴァンカップ準決勝の1試合が予定されている。

 さらに11月24日から12月3日までACLのグループステージを戦う。仮にここで敗退した場合、帰国後は14日間の自宅待機が課せられるがギリギリ最終節には間に合う格好だ。一方でグループステージを突破すると、12月7日にラウンド16の試合が予定されており、この試合の遠征メンバーは最終節に出場が出来なくなる。

 長谷川監督は「(日程については)もうしょうがないことだと思っております。こういう形ででもリーグ戦ができる。ACLができるということが幸せだと思う」と語り、監督自身の想いもこう語った。

「ACLへは私も非常に強い想いをもっていますので、3月、4月のコロナ禍の状況を考えれば、今試合がやれていて、サポーターも徐々に緩和されてスタジアムに入ってこれる。そういう状況は半年ほど前には考えられないことでしたので、どんなスケジュールであっても我々はしっかりと消化しないといけないと思いますし、試合がやれるという喜びを改めて噛みしめて戦っていきたいと思います」とやりがいを感じているという。
 
 しかし、ACLが行なわれる会場は未定。現時点では具体的な対策を施しようもない。長谷川監督は「まずは今まで通り目の前の試合を全力で戦うということ。始めから2チーム用意するというよりは、試合日程が重なった場合にその都度チーム編成をしていきたいなと思っています」と目の前の試合への集中を呼びかけた。

 FC東京は前節の浦和レッズ戦で1-0と高い集中力を発揮し、17年ぶりに敵地・埼玉スタジアムで勝利を収めた。鬼門を突破した集中力で10月4日の次節・湘南ベルマーレ戦で連勝を目指す。

 指揮官は湘南戦でのポイントを「東京らしい試合ができるか。湘南は湘南の、我々は我々のサッカーがあると思う」と語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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