CLのグループ分けを「移動距離」から分析すると…プレミア勢4チームで最も恩恵を受けたのは?

2020年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

最も移動距離が長いのは?

CLでの活躍が期待される(左から)ラシュフォード(マンU)、南野(リバプール)、ハベルツ(チェルシー)、スターリング(シティ)。(C)Getty Images

 現地時間10月1日、スイスのジュネーブで、2020-21シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージの抽選会が実施された。

 リオネル・メッシを擁するバルセロナと、クリスチアーノ・ロナウドが牽引するユベントスが同組になるなど話題が少ないないなか、英紙『Daily Mail』では独自の視点からイングランド勢4チームの抽選結果を分析している。

 プレミアリーグからはリバプール、マンチェスター・シティ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドの4チームが参戦。リバプールが比較的恵まれたグループに入ったのに対し、ユナイテッドは前回準優勝のパリ・サンジェルマンやベスト4のRBライプツィヒと同居する"死の組"に入った。

 『Daily Mail』紙が注目したのはそれぞれのアウェーゲームでの移動距離だ。チームごとに次のように紹介している。

「リバプールはここでも幸運を手にした。他のチームよりもはるかに少ない2995kmを移動するだけで済む。乗り出さなければならない最も遠い旅は、アタランタとの対戦時で1610km。しかしそれさえ飛行機で4時間未満だ。そしてアムステルダムとミッティランへの旅は、わずか539kmと846kmしかない」

「フランク・ランパード率いるチェルシーは、ロシアのクラスノダールまで8時間・2946kmという過酷な旅に直面しており、これはリバプールのアウェー3試合を合わせた距離とほぼ同じだ。さらに、セビージャまでの1633kmもの旅と、レンヌまでの短いフライトも必要となる」

「シティの1試合での最長移動距離は、カライスカキス・スタジアムでオリンピアコスと対戦するための2623km。それにポルト、マルセイユでの試合を含めると5085kmにも及ぶため、今大会で他の3チームよりも多くの距離を移動しなければならない」

「死の組に入ったユナイテッドだが、明るい兆しは長距離移動が1回だけで済むことだ。イスタンブールはマンチェスターから2698kmも離れており、チェルシーのクラスノダール巡礼に次ぐ、2番目に長い距離移動となる。しかしパリとライプツィヒへはそれに比べると近距離なフライトとなっている」
 
 プレミア王者が移動距離の面でも大いに恩恵を授かった一方、ロシア、ギリシャ、トルコのクラブと同居した他の3チームのそれは長くなっている。今シーズンは、国内リーグも例年以上に過密なスケジュールとなるため、フライト時間がポイントのひとつになるかもしれない。

 アウェー戦3試合の移動距離一覧は以下の通りだ(マイルからkmに換算、小数点以下は切り捨て)。

リバプール
アムステルダム(オランダ)539km
ミッティラン(デンマーク)846km
ベルガモ(イタリア)1610km
合計=2995km 

チェルシー
クラスノダール(ロシア)2946km
セビージャ(スペイン)1633km
レンヌ(フランス)389km
合計=4968km

マンチェスター・シティ
オリンピアコス(ギリシャ)2623km
ポルト(ポルトガル)1450km
マルセイユ(フランス)1012km
合計=5085km

マンチェスター・ユナイテッド
パリ(フランス)605km
ライプツィヒ(ドイツ)1015km 
イスタンブール(トルコ)2698km  
合計= 4318km

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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