“先発待望論”も…久保建英に与えられたのはわずか「15分」。アラベスに3発快勝のビジャレアルは今季2勝目

2020年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

4-3-3にシステムを変更

アラベス戦で75分から途中出場した久保。(C) Rafa HUERTA

 現地時間9月30日に開催されたラ・リーガ第4節で、久保建英が所属するビジャレアルが、ホームにアラベスを迎えた。

 前節のバルセロナ戦では短い時間で違いを作り出し、ツイッター上で「スタメン待望論」も巻き起こった久保だったが、4戦連続でベンチスタート。ビジャレアルはこれまでの4-2-3-1から4-3-3にシステムを変更し、久保と右サイドのポジションを争うサミュエル・チュクウェゼもスタメン落ちとなった。

 そのホームチームは、13分にいきなり先制点を奪う。右SBのマリオ・ガスパールの鋭いクロスを、ニアサイドに走り込んだパコ・アルカセルがワンタッチでゴールにねじ込んだ。

 その後もビジャレアルがペースを握って押し込んでいたものの、37分に手痛いミスで失点する。敵のロングボールをGKのアセンホがエリア外に出てヘディングで処理しようとするも、まさかの空振り。このボールをメンデスに詰められ、同点に追い付かれた。

 しかし、前半アディショナルタイム、マリオがエリア内で倒されて獲得したPKをジェラール・モレーノが決めてすぐに突き放す。

 2-1で折り返した後半、攻め込みながら、なかなか決めきれなかったビジャレアルは、67分に貴重な追加点を奪う。ジェラールの右足シュートはバーニに阻まれたが、跳ね返ったところをパコ・アルカセルがGKをかわしながら押し込んだ。

 久保に出番が回ってきたのは、その8分後の75分だった。1枚目の交代カードとしてマヌ・トリゲロスに代わって出場し、左ウイングに入る。

 ただ、右サイドや中央でのプレーに比べていい形でボールを持つことができず、わずか15分では見せ場を作れず。試合終了間際にエリア内に持ち込んでシュートを放ったものの、アピールすることはできなかった。

 試合はこのまま3-1で終了。ビジャレアルは2試合ぶりの今シーズン2勝目を挙げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
 

 

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