「マジで激痛が走った」トッテナムMFが試合中にトイレへ! モウリーニョも真相を告白「問題は大きい方だったこと…」

2020年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

1点ビハインド時に突如として“消える”

試合中にもかかわらずトイレへ走ったダイアー。チームは負けていたが、どうしても我慢出来なかったようだ。 (C) Getty Images

 稀に見るシーンだった。

 現地時間9月29日に行なわれたカラバオ・カップ4回戦でトッテナム・ホットスパーは、チェルシーに1-1で迎えたPK戦の末に勝利。次ラウンドへの突破を決めた。

 激闘となった結果以上に話題となっているのが、トッテナムのエリック・ダイアーの試合中の行動だ。0-1で迎えた75分過ぎ、突如としてピッチサイドへと駆け出したイングランド代表MFは、そのままロッカールームへ消えたのである。

 チームが窮地に陥るなか、一体何があったのか。1点のビハインドを負っているうえに1人少なくなったピンチを見かね、ロッカールームに自ら様子を見に走ったトッテナムの指揮官ジョゼ・モウリーニョは、試合後に行なわれた英公共放送『BBC』の取材で、「彼はトイレに行っていたんだ。問題はそれが小さいほうではなく、大きい方だったことだ」と"事件"の真相を告白した。

「どうしてもいかなければいけなかったんだ。でも、私は怒ってはいない。身体が脱水状態にあり、筋肉に何も残っていないとき、それは普通のことだ。ただ、残りの時間に彼が戻ってくるようプレッシャーをかける必要があった」

 約5分後に焦ってピッチに戻り、PKではキッカーを務めるなど勝利に貢献したダイアーは、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに対し、「何というか自然が僕を呼んだんだ」と恥ずかしそうに、当時の心境を告白した。
 
「マジで腹に激痛が走ったんだ。もちろん初めてのことさ。ジョゼは喜んでいなかったけど、もう僕にもどうすることもできなかった。自然に呼ばれたんだ」

 トイレにこもるダイアーにプレッシャーをかけたというモウリーニョだが、こうも語っている。

「私はプレッシャーをかけたが、エリックは戻ってきてしっかりと仕事をした。彼は皆の良い手本だ。それにこのレベルの選手が48時間で2試合もプレーすることは禁止されるべきだね。彼がしたことは人間のすることではないよ」

 思わぬタイミングで便意に見舞われながらも、ピッチに舞い戻って勝利に貢献したダイアー。そのパフォーマンスは文字通りあっぱれであった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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