【FC東京】「森下には絶対に負けたくない」ルーキー中村帆高が明治大時代のライバルとのバトルに闘志を燃やす!

2020年09月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「(前回対戦は)2倍ぐらい悔しかった」

ここ2試合は先発フル出場を果たし無失点勝利に貢献した中村。鳥栖戦に向け、ライバルとの対戦に闘志を燃やした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 FC東京のDF中村帆高が9月26日、翌日に控えたJ1リーグ第19節・サガン鳥栖戦を前にオンライン取材に応じ、明治大時代の元チームメイトへの思いを明かした。
 
 大卒ルーキーの中村は、1年目ながらここまですでに15試合に出場。直近の2試合(17節・ベガルタ仙台戦、18節・セレッソ大阪戦)では連続でフル出場を果たし、右サイドバックとして無失点勝利に貢献した。
 
 次の相手となる鳥栖は3連敗中とはいえ、最近では複数得点を重ね、攻撃的スタイルが機能している気を抜けないチーム。中村は警戒しつつ、意気込みを語った。
 
「相手は前線で強い選手、速い選手もいるので、一瞬でも気を抜いたら点を取られてしまう。けんたさん(長谷川健太監督)も今日、『ここ2試合は自分たちの強みのカウンター、堅守速攻で勝てているのが事実。だから相手がどうこうではなく、自分たちのサッカーを思いっきりやろう』と口酸っぱく言っていた。鳥栖は細かく繋ぐのが上手いので、そういう意味ではボールを持たれて厳しい時間もあると思いますが、FC東京らしく堅実に守って、また良い形で、速攻で点を取って勝てればなと」
 
 鳥栖には、明治大時代のチームメイトで、同学年だったDF森下龍矢が在籍する。同じサイドバックを主戦場とする選手で、大学の4年間はライバルとして切磋琢磨してきた。そして今シーズンから中村はFC東京で、森下は鳥栖でプロキャリアをスタート。前回対戦では先発フル出場を果たした森下の得点もあり、2-3で敗れた。この試合をスタンドから見守っていた中村は、そのときの悔しさを口にした。
 
「こないだの鳥栖戦は、自分はスタンドから見ていたんですけど、シンプルにチームが負けて悔しかったし、その一方で点を決めたのが明治の同期の森下っていうこともあって、2倍ぐらい悔しかった」
 
 このライバルの活躍に、受けた刺激は小さくないようだ。

「自分が出て勝利に導きたい。明治の同期である森下には絶対に負けたくないと思っているので、明日同じピッチに立てれば、絶対に負けないようにしたいと思っています」

"リベンジマッチ"に向け、鼻息は荒い。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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