「今季のタキは違う!」南野拓実が圧巻2G1A! 7発快勝劇を呼び込む大活躍にリバプール・ファンも驚嘆

2020年09月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

随所で存在感を示したサムライ戦士

堂々たるパフォーマンスで2ゴールを決めた南野。 (C) Getty Images

 現地時間9月24日に開催されたカラバオカップ3回戦で、南野拓実の所属するリバプールは、敵地に乗り込んでリンカーン(イングランド3部)と対戦した。

 3日前にチェルシー戦(プレミアリーグ第2節)を戦っていたリバプールは大幅にスタメンを変更。ジョーンズやN・ウィリアムス、R・ウィリアムスら下部組織上がりの若手に加え、オリギやシャキリ、さらにグルイッチなど控え組を多用した。なお、注目の南野は、4-3-3の3トップの中央でスタメン出場した。

 試合はプレミア王者がキックオフ直後から一方的に推し進めるなかで、あっさりと均衡を破る。8分、敵エリア手前で得たFKのチャンスで、シャキリが縦に落ちる鋭いシュートをゴール右上隅へ決めたのだ。

 その後もリバプールがワンサイドゲームを展開するなかで、あの男にも見せ場がやってくる。18分、相手DFがはじいてこぼれたルーズボールを敵エリア手前で受けた南野が右足一閃。ゴール右上へと豪快なミドルシュートをねじ込んだのである。

 クラブの公式ツイッターに「なんてシュートだ」「今シーズンのタキは違う」といったファンのコメントが殺到した南野の8月30日のアーセナル戦(コミュニティーシールド)以来となる今シーズンの公式戦2ゴール目で勢いに乗ったリバプールは、32分と36分に若手有望株のジョーンズが連続ゴールを決めてリンカーンを圧倒。危なげない試合運びで4-0としてハーフタイムを迎えた。
 
 迎えた後半、リバプールは早々に試合の趨勢を定める一発を決める。46分、相手GKが弾いたこぼれ球をエリア内でフリーとなっていた南野が押し込んだのだ。

 移籍後初となる2得点を決め、チームにさらなる勢いを呼び込んだサムライ戦士は、得点シーン以外にも的確なポストプレーで攻撃の起点となるなど、存在感を示し続けた。

 その後、60分に速攻から失点を喫したものの、65分にグルイッチのゴールで再び突き放したレッズは、66分にCKから2点目をもぎ取られたが、89分に南野のラストパスに反応したオリギがダメ押して7-2で大勝。大味な展開となった試合をモノにした。

 格下が相手だったとはいえ、久々の公式戦でフル出場を果たし、多彩なフィニッシュワークを見せつけ、目に見える結果も残した南野。それだけに現地時間9月28日に開催されるプレミアリーグ第3節のアーセナル戦での起用法に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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