【セルジオ越後が選ぶJ1前半戦ベスト11】谷口彰悟は代表クラスの出来!ただ誰よりも凄いのは…

2020年09月24日 サッカーダイジェスト編集部

15試合で16得点のオルンガは桁違い

セルジオ越後氏が選んだJ1前半戦のベストイレブン。赤枠の選手が前半戦のMVP。

 新型コロナウイルスの影響を受け、7月4日に再開したJ1リーグも怒涛の過密日程で早くも前半戦を終了。川崎が強さを見せるなか、これまでにリーグを盛り上げた選手たちはどのような顔ぶれだったのか。ここでは、セルジオ越後氏に前半戦の"最強の11人"を選んでもらった。

【動画】得点王レース断トツ1位! オルンガの今季16点目

 目立った活躍をした11人を選んだ。便宜上、ポジション別にセレクトしてシステムも決めたけど、あくまで〝ベスト″な出来だった〝イレブン″だから、試合を戦うつもりの11人ではない。つまりチームでもないから、采配が光った鬼木監督でさえ、もしこの11人をまとめさせたら、きっと苦労するだろうね。

 ずば抜けた成績を残している川崎の選手が必然的に多くなるよ。センターバックもこなす車屋や運動量が豊富な山根も良いけど、最終ラインの柱は谷口。代表クラスと言っていい出来じゃないかな。中盤の軸は大島と家長で、点を取るだけではなく、攻撃でタメも作っている。三笘はルーキーだけど、巡ってきたチャンスを活かして台頭したね。8ゴール・3アシストときっちり結果も残している(17試合終了時点)。

 ただ、誰よりも凄いのはオルンガだ。15試合で16得点。まだ試合数は約半分しか消化していないのにだよ? 桁違いだよね。決定力が高く、警戒されても点を取り続けている。文句なしのMVPだ。

 釘を刺すようだけど、あくまで〝前半戦の″MVP&ベストイレブンだ。このメンバーよりも上回る選手が出てくるか、後半戦に注目したいね。

■後半戦の注目選手は?
エヴェラウド(鹿島/FW)
ようやくゴール量産し、株が上がってきている。このままコンスタントに得点できるか。

■プロフィール
セルジオ越後(元藤和不動産など)
せるじお・えちご/45年7月28日生まれ、ブラジル出身。辛口な評論でも知られる、日本サッカー界のご意見番。

※『サッカーダイジェスト』10月8日号(9月24日発売)では、巻頭企画で「J1前半戦MVP&ベストイレブン」を特集。解説者・タレント・識者・新聞記者、総勢40名が前半戦のベストプレーヤーを選出しています。

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