日本サッカーの一大拠点、『JFA夢フィールド』の内部が初公開! 総工費約42億円をかけて今年3月に完成

2020年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

メインロッカールームは選手のコンディションに配慮した作りに

外観は侍の刀、大和撫子のなぎなたがモチーフとなっている。(C)JFA

 日本サッカー協会(JFA)は9月21日、千葉県幕張に新設した『JFA夢フィールド』の内部を報道陣に向けて初公開した。

 JFA夢フィールドは県立海浜幕張公園内に、総工費約42億円をかけて今年3月に完成。主に日本代表のトレーニングや、指導者・審判の養成拠点として使用されるが、6月には北海道コンサドーレ札幌がJリーグ再開前に合宿地として使用。また9月14日から16日にかけては、U-19日本代表候補のトレーニングキャンプに使われていた。

 まずクラブハウス正面の外観で目を引くのは、大きなひさしだ。木材を使用することで、日本の良さと魅力を表現しており、形状は剣先をイメージ。侍の刀、大和撫子のなぎなたがモチーフとなっている。

 エントランスホールを入ると、JFAの初代名誉総裁、高円宮憲仁親王像が出迎え、天井・壁の木を入口側が太く、奥に行くにつれて細くすることで奥行きを感じさせる設計に。
 
 その奥には主に日本代表が使用するロッカールームが完備。サムライブルーカラーを基調とした室内で、天井や入口には大きなエンブレムがデザインされており、ロッカーの上には、過去の日本代表の写真がずらりと並べられている。さらにアイスバス、炭酸風呂など、5つの浴槽を備えたバスルームも併設され、選手のコンディション面にも配慮した作りとなっている。

 2階の大半はJFAのスタッフや代表監督のワーキングスペースとなっており、監督室や会議室も完備。森保一監督、反町康治技術委員長らも度々訪れ、仕事場として使用しているという。また現在は新型コロナウイルスの影響で使うことは少ないが、代表のメンバー発表会見などに使用される予定のカンファレンスルームを備え、最大約180席を設けることができる。

 屋外には天然芝と人工芝のピッチが2面ずつと、東京ドームと同じ膜屋根構造のフットサルアリーナを備え、今後はビーチサッカー用の砂のピッチが作られる予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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