阪神ダービー、セレッソ都倉が顔面蹴りで一発レッド…神戸GK前川は額から流血もプレー続行、ファインセーブも

2020年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

C大阪はスタメン起用の西川がDF片山と交代に

接触プレーで治療を受ける前川を都倉が気遣う。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは9月16日、各地で4試合を開催。ノエビアスタジアム神戸では、25節となるヴィッセル神戸対セレッソ大阪の阪神ダービーが行なわれているが、前半途中にC大阪の都倉賢が一発退場となるショッキングなプレーが飛び出した。

 試合は序盤から、ホームの神戸が先発復帰したアンドレス・イニエスタを中心に圧倒的にボールを支配。C大阪が前線の都倉賢や柿谷曜一朗らを軸にカウンターを狙う展開になる。そんななかで、33分に試合の流れを左右し得るシーンが生まれる。C大阪が中盤でのボールの奪い合いを制し、スペースに供給されたパスに都倉賢が反応するも、シュートはGK前川黛也がセーブ。そのこぼれ球に前川が一瞬早く飛びついたものの、同じくシュート態勢に入った都倉は勢いを止められずに前川の頭部を蹴り上げてしまう。このプレーに、佐藤隆治主審は、迷わず都倉に一発退場を宣告した。

 前川は額から流血し、しばらくピッチ上で治療を続け、頭部に包帯を巻いてプレーを続行。やや左目を腫らしながらも問題なくプレーできるようだ。プレー再開直後の40分には柿谷が強烈なボレーシュートを見舞うが、前川がファインセーブでこれを阻止している。

 試合は前半を終えて0-0。C大阪は高卒ルーキーの西川潤がスタメン起用されたが、都倉の退場を受けてDFの片山暎一との交代を余儀なくされている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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