セレッソを勝利に導いた坂元達裕の”日本一の切り返し”!習得の裏にはライバルJリーガーの存在が…

2020年09月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合を決定づけた”決勝アシスト”に

ここまでリーグ戦全試合に先発を続ける坂元。(C)SOCCER DIGEST

 セレッソ大阪は13日に行なわれた一戦で、昨季王者の横浜F・マリノスを撃破。勝負を決めたのは、23歳のレフティーが見せた切り味鋭い"切り返し"だった。

 4連勝中と好調のC大阪は、開始早々の4分に先制を許す苦しい展開。だが、58分にキャプテンの清武弘嗣が芸術的なロングシュートを決めて、同点に追いつく。そして86分に、冒頭のシーンがやってくる。

 松田陸から右サイドでボールを受けた坂元達裕が、小気味よいボールタッチから縦に抜け出すと見せかけて、2度の切り返しで相手ディフェンスを翻弄し、最後は利き足とは逆の右足でクロス。ゴール前の高木俊幸は合わせるだけだった。

 試合終了間際の試合を決定づけたこのクロスは、決勝アシストとなり、チームは2-1で逆転勝利を収めている。

 試合翌日の14日には、Jリーグ公式ツイッターが勝利の立役者に向けて、「キレのある切り返しはどのように習得したのでしょうか!?」と質問。

 これに対し坂元は「高校生の時、同期だったFC琉球の小泉佳穂の切り返しを真似してひたすら練習して自分の得意な形にしていきました」と知られざるエピソードを披露している。

 この一連のやり取りに多くのファンが反応し、次のような称賛のメッセージが寄せられている。
 
「コメントに愛があるなぁ~」
「大胆な切り返しと正確なタッチ、見てるだけでため息がもれます」
「ライバルって大事だよなー」
「小泉選手が師匠(?)だったんですね!」
「二人ともお互いで切磋琢磨してリーグを代表する選手になってほしいぞ!!」
「上手い選手の真似をすることで自分の武器になったエピソードが好きすぎる」
「Jリーガーも育成年代の時には、ひたすら練習している!」
「現在日本一の切り返し」

 坂元と小泉は同じ東京都出身で、1996年10月生まれの同級生だ。FC東京U-15むさし、前橋育英高でともにプレーし、3年時には高校サッカー選手権で準優勝を経験。その後坂元は東洋大、小泉は青山学院大を経てプロデビューを果たしている。

 現在の坂元の活躍の裏には、学生時代ともに汗を流した盟友であり、ライバルの存在があったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】王者を翻弄した坂元達裕の切れ味鋭い切り返しはこちら!

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