「英雄マタの記録を塗り替えた!」リーガ開幕戦で2Aのイ・ガンインを韓国メディアもスペイン2大紙も絶賛!

2020年09月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

シャドーで先発してパス成功率92%を記録

リーガ開幕戦で2アシストと気を吐いたイ・ガンイン。バレンシアの4-2快勝に貢献した。(C)Getty Images

 現地土曜日に行なわれたラ・リーガ開幕戦で、バレンシアはホームにレバンテを迎えて4-2の快勝を収めた。その試合で2アシストと気を吐いたのが、韓国代表の19歳FWイ・ガンインだ。

【動画】リーガ開幕戦で決めた、イ・ガンインの絶妙なスルーパスはこちら!

 開始早々にレバンテに先手を許したバレンシアは、12分にイ・ガンインの絶妙なCKキックから同点に追いつく。さらにふたたびリードされて迎えた39分、今度はカウンターから狙いすましたスルーパスをマキシ・ゴメスに通して2アシスト目をマーク。チームは後半に主導権を握って逆転に成功し、シャドーストライカーの位置で先発しながら92%のパス成功率を誇ったイ・ガンインは、72分でお役御免となった。まさにマン・オブ・ザ・マッチ級の働きを披露したのである。

 このハイパフォーマンスに対して、スペイン全国紙『as』は「生まれ変わったイ・ガンインは見事に2アシストを記録し、チームのリーダーとして振る舞った」と絶賛。「素晴らしい出来でシーズンの第一歩をしるした。重要なゲームでバレンシアの主役であることをプレーで証明し、確かな存在を示したのだ」と続けた。

 同じく全国紙『Marca』も高評価を与えている。こちらは「指揮官の期待に応える内容。ロドリゴが去って生じた特大のギャップを狡猾なプレーで見事に埋めてみせた」と称賛。加えて地元バレンシアのオンライン新聞『Super Deporte』はイ・ガンインに10点満点中「7」の最高採点を付け、「レバンテ戦でもっとも不可欠なプレーヤーだった」と評した。
 
 これらスペイン国内の報道はすぐさま、母国・韓国でも熱狂的に報じられた。スポーツメディア『Sportal Korea』などは彼がレバンテ戦で更新した"新記録"にも言及し、これを激賞している。

「イ・ガンインは19歳と207日で2アシストを記録した。これはラ・リーガにおけるバレンシアの歴史上、1試合で2アシスト以上を決めた最年少の記録である。これまでの記録はクラブの英雄であるファン・マヌエル・マタが有していた20歳と150日。実に12年ぶりのレコード更新という快挙となった」

 前政権下では不遇の日々を送り、一時は今夏の退団も有力視されていたが、ハビ・グラシア新監督のもとで信頼を瞬く間に取り戻した。同い年である久保建英(ビジャレアル)とは韓国メディアでなにかと比較されるイ・ガンイン。V字回復を果たした韓国サッカー界の至宝に、かつてないほど大きな注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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