「将来の夢はJリーガー」永里優季の過去を暴露?男子チーム加入会見に3兄妹がそろい踏み!「兄とプレーするのは小学校の…」

2020年09月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

兄・源気と妹・亜紗乃も“はやぶさイレブン”のクラブに所属

左から亜紗乃、優季、源気の永里3兄妹。※写真は会見中のスクリーンショット

 米女子サッカーリーグ(NWSL)のシカゴ・レッドスターズから期限付きで神奈川県社会人サッカーリーグ2部に属する男子チームの「はやぶさイレブン」へ加入した永里優季は9月10日、厚木市内のホテルで入団会見を行なった。

 周囲やクラブの理解、協力に感謝を伝えつつ、「ずっと昔から、いつか男子のリーグでプレーしたいという思いがあった」という自身の挑戦について表明。会見の後半では、兄と妹も参加し、3兄妹が揃ってその想いを語り合った。

 湘南ベルマーレなどでプレーし、今年2月から同クラブに所属する実兄のFW永里源気は、「思い付きだけでなく、10年以上前から究極の目標は男子チームで普通に活躍したいと思っていたのを聞いていました。だから今回の移籍に協力しました」と妹の相談を受け、移籍実現への橋渡しとなった事実を明かした。

 実妹で、元なでしこジャパンの永里亜紗乃も同クラブのフットゴルフチーム「はやぶさイレブン+F」に在籍している。姉の男子チームでの挑戦についてはこう分析した。

「小学生の時に将来の夢は『Jリーガー』と書いていて、女子なのに?と思っていました。進路調査みたいな結構ちゃんとしたものに書いていたので、本気なんだなと」「私としては、(今回の挑戦の結果は)どっちでもいい。たとえダメでもそこからどうしていくのか。このチャレンジが出来てやっとスタートラインに立てたんだなと思いました」
 
 当の優季本人は、「お兄ちゃんがJリーガーになれるなら、私もプロになれるだろうと思っていた」と自信げに語りつつ、冷静にこう続けた。

「実際に経験してみないと分からないことも多い。次の事も見えてこないと思っている。何を感じて、何を思うかによって今後の自分のビジョンが決まると思う」

「この後もこのクラブに関わっていきたいとは思っている。それが選手としてなのかどうかは分からない。短期間ではなく、長期的なビジョンも考えている」

 社会人チームでとはいえ、兄妹で同時にピッチに立つというのは、夢のような話だ。兄と一緒のピッチでプレーするのは、「小学校4年生の時に飛び級で6年生のお兄ちゃんのチームに入ってやっていた時以来」となる。

 兄・源気は「フィジカルの部分は厳しいと思う。だけど、永里優季ならできるのではないかと。そう思って下さる方も多いと思います。僕もそちら側の人間ですね」として、「まずはチームの競争でチームメイト、監督に認めらえてからのこと。それで一緒にやれるなら楽しみですね」と少しはにかんだ。

 J1リーグから数えて8番目となる神奈川県社会人リーグ2部は、9月13日にスタートする。コロナ禍により従来とは違った変則的なリーグ戦となる。7チーム編成のDブロックで戦う「はやぶさイレブン」の初戦は、20日のFC AIVANCE横須賀シティ戦となる。

 コロナ禍での無観客開催となるようだが、注目を集める一戦となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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