怪物ハーランドが憧れるFWはイングランドで輝いた意外な“一発屋”だった! その理由とは?

2020年09月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

北アイルランド戦でゴールパフォーマンスを模倣

代表チームで圧巻のプレーを披露したハーランドが憧れたスペイン人FWとは? (C) Getty Images

 ノルウェーの"怪物"はやはり桁外れだ。

 現地時間9月7日に行なわれた、UEFAネーションズ・リーグB組・グループ1の第2節で、北アイルランドを5-1と粉砕したノルウェーで、出色のパフォーマンスを披露したのが超逸材FWアーリング・ハーランドだ。

 1-1で迎えた7分に、左足での圧巻のダイレクトボレーシュートをねじ込むと、47分には自慢のスピードを活かしてチームの4点目をアシスト。さらに58分には、巧みな動き出しで敵DFラインの背後を取り、敵GKが一歩も動けない冷静なフィニッシュで自身2点目をマークした。

 所属するドルトムントだけでなく、国際舞台でも特大の輝きを放ち、もはや大黒柱の貫録を漂わせる20歳の"怪物"には、憧れを抱くFWがいる。かつてスウォンジーで異彩を放ったミチュだ。
 

 2012-13シーズンにプレミアリーグで18ゴールをマークして一躍注目を集めたミチュは、故障にも苦しみ、翌シーズンからは成績が低迷。16-17シーズンに故郷のオビエドでひっそりと引退をしたこともあり、「One hit wonder(一発屋)」として多くのサッカーファンに記憶されている。

 なぜハーランドは、そんな一発屋に惚れ込んだのか。北アイルランド戦で、ミチュが現役時代にやっていたゴールパフォーマンスを真似た怪物は、かつて米スポーツ専門放送局『ESPN』の取材でこう語っていた。

「今はいろんなFWを見るようにしているけど、スウォンジー時代に活躍していたミチュは幼かった頃のアイドルの一人なんだ。ストライカーとして何でもできるプレースタイルに憧れたんだ」

 推定市場価格が一気に6000万ユーロ(約75億円)にまで跳ね上がり、確固たる地位を固めつつあるライジングスターにとって、ミチュのプレーは鮮烈な印象を与えたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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