「去りたいなんていつ言った?」「興味もない」リバプールと相思相愛とされるチアゴがバイエルン残留を示唆!

2020年09月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

バイエルンとリバプールの交渉難航が報じられるなかで…

自身の去就に関する報道にチアゴが口を開いた。 (C) Getty Images

 長らくプレミアリーグ挑戦が囁かれてきた名手が、自身の去就に関して口を開いた。バイエルン・ミュンヘンに所属するスペイン代表MFのチアゴ・アルカンタラだ。

 現在29歳のチアゴは、契約満了を来年に控えた今夏にプレミアリーグへの移籍が囁かれている。新天地の筆頭候補はリバプールとされ、ユルゲン・クロップ監督とも互いの理念が合致し、相思相愛の関係にあるという。

 しかし、3000万ポンド(約42億円)の支払いを要求するバイエルンとリバプールの交渉が難航。新しいチャレンジがしたいという本人の意向を受け、ドイツ王者も2700万ポンド(約37億8000万円)まで要求額を引き下げたものの、いまだ合意に至っていないのだ。

 一部ではマンチェスター勢がプレミアリーグ王者を出し抜く可能性も指摘されるなかで、長らく沈黙を続けていたチアゴがコメントを残した。現地時間9月3日に行なわれたドイツ戦後にドイツ公共放送『ZDF』のインタビューに応じ、自身の去就について問われると、こう返している。

「僕は次のウクライナ戦のことしか考えていない。僕にとって今大事な未来は次の試合なんだ。これ以上言うことはないし、興味もない。それに僕がバイエルンを去りたいなんていつ言ったんだい? バイエルンは家のようだし、僕は幸せに感じている。君たち(マスコミ)は、毎年のように僕を別のチームに移籍させているよね」

 皮肉交じりに自身の去就について語ったチアゴは、さらに「マンチェスターかリバプールか?」と訊くインタビュアーには、「チャオ(じゃあね)」と言い残してその場を去っている。

 ここに来て、自ら残留の可能性をほのめかしたチアゴ。今夏のプレミアリーグの移籍市場は、10月5日(イングランド全体は16日までオープン)まで開いているが、はたしてどのような結末が待っているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事