「コウチーニョの代役を発掘!」クロップの抜擢に応えた南野拓実に地元紙も太鼓判!「10番ポジションでやれると…」

2020年09月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「間違いなくミナミノは今、チームに貢献できている」

アーセナル戦に続いてゴールを決めた南野を地元紙も称賛した。 (C) Getty Images

 リバプールに所属する南野拓実が、プレミア挑戦2年目の開幕に向けてギアを上げている。

 現地時間9月5日、本拠地アンフィールドでブラックプール(イングランド3部)とのプレシーズンマッチに臨んだリバプールは、7-2と大勝した。

 2点を先行されながらも、その後は格の違いを見せつけたリバプール。そのなかで小さくない存在感を放ったのが南野だ。

 サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーの「フロントスリー」とともに、トップ下で起用されたサムライ戦士は、54分にシュート性のクロスでフィルミーノのゴールをお膳立てすると、4-2で迎えた71分にはエリア内で敵DF2枚と対峙しながらも難なく右足でシュートを決めてみせた。

 現地時間9月12日に開催されるリーズ・ユナイテッドとの開幕戦でのスタメン奪取に向けて、アピールに成功した南野。その出色のプレー内容には、地元紙も太鼓判を押している。

 日夜、リバプールをの情報を発信している『Liverpool Echo』は、ブラックプール戦の南野について、「今、間違いなく日本代表FWは貢献している」と絶賛した。

「プレミアリーグでのスロースタートに耐え、シーズン終了後には貢献できなかったことに不満を募らせていたミナミノだったが、間違いなく彼は今、チームに貢献できている。新シーズンも当初はフィルミーノやマネ、サラーの代役だったが、アーセナル戦で従来の3トップとともに4-2-3-1の左でピッチに立った。そして、クロップはブラックプール戦で、ミナミノをフィルミーノの後ろ、10番のポジションで抜擢し、日本代表FWは、そこでやれるという答えを出した」
 

 同紙はさらにかつてチームのかじ取り役を担ったフィリッペ・コウチーニョ(現バルセロナ)と南野を比較しつつ、次のように綴った。

「コウチーニョの退団以降、リバプールは司令塔の役割なしで耐えてきたが、その間に中盤のクリエイティビティーが欠け、結果、サイドバックに頼るようになり、ファンを中心にチアゴ・アルカンタラとの契約を求める声が上がっている。

 ロバートソンとアレクサンダー=アーノルドの両主力サイドバックが代表戦で欠場したブラックプール戦で、クロップには両選手に代わるチームを操舵できる選手が必要となり、ミナミノにコウチーニョの役割を求めた。そして、チームはコウチーニョの代役を担えるミナミノを発掘した。彼は間違いなくクロップの移籍ビジネスにおける心配を沈めた」

 3トップを活かす役割を担いながら、目に見える結果を残した南野。開幕に向けて、期待は日増しに高まっていると言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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