「全てをひっくるめて重要だった」南野の1G1Aの大活躍にクロップも惚れ惚れ!「考えられる限りの良い状態」

2020年09月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

フィルミーノとの連携からゴールを

7点を奪ったチームで1ゴールを含む2点に絡んだ南野が強烈なインパクトを残した。 (C) Getty Images

 好調を維持する南野拓実に、リバプールのユルゲン・クロップ監督も喜んでいる。

 現地時間9月5日、本拠地アンフィールドでブラックプール(イングランド3部)との練習試合に臨んだリバプールは、7-2で貫録の勝利を挙げた。

 この試合で出色のパフォーマンスを披露したのが、南野だ。4-2-3-1のトップ下で起用されると、2-2で迎えた54分にシュート性の鋭いグラウンダーのパスをゴール前に供給してロベルト・フィルミーノのゴールをアシスト。さらに71分には、今度はフィルミーノとの巧みな連係からゴールを決めた。

 圧勝劇の中で、1ゴール・1アシストと存在感を放った南野の出来に、クロップも唸っている。試合後の会見で「多くの自信を掴むと願っている」と絶賛した。

「タキ(南野の愛称)にとって重要なもので、我々にとっても重要なものだ。しかし、ゴールだけではなく、すべてをひっくるめて、全体のパフォーマンスについてそう考えている。すべてが機能しているときこそ、個々が輝けるからね。仮に個人の一瞬の輝きしかなければ、十分に機能しているとは言えない。だから、我々はフットボールの試合で勝利するために取り組まなければいけない」
 
 さらに、8月29日のコミュニティーシールドでもゴールを挙げ、好調を維持している南野に期待を込めた。

「誰が点を取ったかなんていうのは、それほど重要なことではない。しかし、もちろんタキにとっては、7日間や8日間で点を取れたことはかなり良いことだね」

 現地時間9月12日のプレミアリーグ開幕となるリーズ・ユナイテッド戦に向けては、「タキも含めてチーム全体が考えられる限り良い状態と言える。多くの良いセッションをこなせ、シーズン中にこの恩恵を受けられるだろう」と良好なチーム状態であることを強調した。

 はたして、右肩上がりに調子を上げている南野は、開幕戦でどんな形で起用されるのか。ドイツ人指揮官の采配に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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