「私の時もクラブは監督を選んだ」バルサ伝説戦士リバウドが去就騒動のメッシに持論! 「残留でもブーイングは…」

2020年09月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファンはまだメッシを愛している」

バルサでの去就に悩むメッシにリバウド(左)が助言を送った。 (C) Getty Images

 世界が注目するバルセロナとリオネル・メッシの交渉は、新たな局面を迎えようとしている。クラブに退団を求めていたメッシが、契約満了を迎える来夏まで残留するかもしれないというのだ。

 最終的な結論が待たれる一方で、一度は移籍を決断したメッシがバルサに残ることの弊害を懸念する声もある。だが、バルセロナのOBであるリバウドは、『Betfair』のコラムで「少なくともあと1シーズン残るとしても、問題にはならないだろう」との見解を示した。

「バルセロナのファンはまだ、メッシをとても愛している。彼がクラブで違いを作ってきた。そして今でもまだ違いを作ることのできる伝説的な選手だと知っている。だから、うまくまとまるだろう」

 さらに往年のレジェンドは、「これから数週間でたくさんのことがあり得る。彼が移籍するかもしれないし、1シーズン残るかもしれないし、契約を延長することもあるかもしれない。だから、我々は待たなければならない」と続けた。

「しかし、メッシが残留した場合、カンプ・ノウでファンが彼にブーイングしたりするようなシナリオは、まったく想像していない」

 また、ロマーリオやロナウジーニョなど、これまでもレジェンド級のスター選手が円満退団とならなかったことを指摘したリバウドは、「契約はあと1年残っていたが、クラブから契約解消かラツィオへのレンタルを提案されたんだ」と自身の過去を回想した。

「ルイス・ファン・ハールが私を構想に含まれていないと知りながら、バルサに戻るチャンスもあるとね。私はすでに彼と仕事するつもりはないと言っていた。そしてクラブは私よりも監督を選んだ。まだ良いプレーをしていたがね。それでそのシーズンにフリーで退団したんだ。レアル・マドリーとミランがオファーをくれ、ベストのオファー、つまりミランを受け入れたんだよ」

 恩師ジョゼップ・グアルディオラが率いるマンチェスター・シティへの移籍に傾いていたと言われるメッシは、先輩たちのようにバルサを後にするのか。今夏は残留したうえで、1年後に去るのか。それとも、バルセロナに骨をうずめるのか。世界は引き続き、その動向を注視している。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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