「できれば来てほしくない…」メッシのプレミア電撃参戦をライバルはどう見る? リバプールDFは本音をポロリ

2020年09月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

過去にメッシに“蛮行”も…

約1年前の対戦で激しいマッチアップを演じたメッシのプレミア参戦説にロバートソンが持論を展開した。 (C) Getty Images

 衝撃の退団通告から約1週間。リオネル・メッシとバルセロナの去就を巡る騒動は、いまだ答えが出ていない。

 31日から始まったプレシーズンキャンプへの参加も拒否し続けているアルゼンチン代表FWは、親友のルイス・スアレスが構想外になったことなど、これまでも不信感を抱いていたジョゼップ・マリア・バルトメウ会長ら上層部のやり方に業を煮やしたとされる。

 現地時間9月3日にはアルゼンチンのテレビ局『Tyc Sports』が、「メッシがバルセロナで続ける可能性は90パーセントだ」と報じた一方で、「彼は2021年まで残り、晴れて出ていくことを真剣に検討している」と伝えるなど、各国メディアでも新天地予想の議論はますます激しさを増している感がある。

 それこそ新天地候補はパリ・サンジェルマンやインテルなど枚挙に暇がない。そのなかで、とりわけ具体的に報じられているのが、かつて師弟関係にあったジョゼップ・グアルディオラが率いているマンチェスター・シティだ。

 一部のスペイン・メディアでは、すでに両者は電話で話し合いを済ませ、メッシは将来的にシティグループの傘下にあるMLSのニューヨーク・シティに入団することも見据え、移籍に前向きであるとも伝えられている。

 仮にメッシがプレミアリーグに参戦するとなれば、ライバルたちは戦々恐々だろう。英衛星放送『Sky Sports』によれば、リバプールのスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンは、「できれば、バルサにいてほしいよ。彼がライバルに行くことは、僕らには良い契約だとは言えない」と正直に答えている。
 
 2018-19シーズンのチャンピオンズ・リーグ準決勝の第2レグで、バルセロナと対戦した際には、マッチアップしたメッシの後頭部を両手で叩く"蛮行"を犯し、後に「なんてことをしたんだと思った」と悔いていた25歳のスコットランド代表DFは、偉大なるアルゼンチン代表FWのプレミア参戦を、こうも語っている。

「メッシは今も最高の選手で、プレミアリーグに来れば、バルサのときとまったく同じクオリティーや情熱、すべてを間違いなくもたらす。僕からすれば、彼がプレミアリーグに近づくことすら望んでいないし、これからもこのままであってほしい。バルサで不確定なことは明らかで、このことをみんなが知っていると思う。でも、この問題が解決されてほしいよ。

 仮にプレミアリーグに来れば、僕たちは対処しなければいけない。彼と対戦する選手にとっては光栄なことかもしれない。僕は彼と2度対戦して、どっちも最も難しい試合だった。彼は何もない所から突然飛び出してくるから、対戦するときはいつだってずって見ておかないといけない。彼はファンタスティックで、おそらく一番だ。でも、僕からすれば、スペインに残ってほしい」

 メッシがプレミアリーグに挑戦するとなれば、世界のサッカーファンの注目を集め、リーグ人気の沸騰も必至なだけに、交渉の行方に引き続き注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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