川崎フロンターレのMF中村憲剛が９月１日に自身のツイッターを更新。全治約９か月の大怪我を負い、今シーズンの復帰が絶望となった柏レイソルのDF高橋祐治に向けエールを送った。

　高橋は先発出場したJ１・13節の鹿島アントラーズ戦で開始11分に負傷交代。診断の結果、右膝前十字靭帯断裂、右膝内側側副靭帯損傷、右膝外側半月板後節損傷により、全治まで約８～９か月を要する見込みだとクラブ公式サイトで発表された。

　この悲報に真っ先に反応したのが中村だった。自身も昨年11月に左膝前十字靭帯損傷の怪我を負い、長いリハビリ生活を経て、８月29日に行なわれた清水エスパルス戦で約10か月ぶりに復帰を果たした。奇しくも中村が復帰した日に怪我を負い、今季を棒に振ることとなってしまった高橋へ向けて、激励のメッセージを送っている。
 

「今は落ち込んでるかもしれないけれど、周りにはサポートしてくれる人たちがたくさんいます。周りを信じて、頼って。絶対に戻って来ることができる。だから決して焦らずに。手術の成功を、そしてリハビリが順調に行くことを祈ってます」

　投稿には、柏サポーターからも「めちゃくちゃ感動」「ありがとうございます！」「優しく心強い言葉、とてもありがたいです」「本当に人として尊敬します」など、中村の行動を称賛する声や感謝のコメントが数多く寄せられている。

　清水戦ではいきなりゴールを決めるなど、自らの復帰戦に花を添えた中村。大怪我を乗り越えた"先輩"からのエールは、高橋にとっても励みになるに違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部