「彼のために勝利を」アーセナルが『ブラックパンサー』主演俳優の死をオーバメヤンの扮装写真で追悼

2020年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

マスクをかぶるゴールパフォーマンスを披露

過去に『ブラックパンサー』の扮装を披露していたオーバメヤン。(C)Getty Images

 フットボール界からも、追悼の意が捧げられている。

 8月29日、2018年に公開されたマーベル映画『ブラックパンサー』で主演を務めた人気俳優チャドウィック・ボーズマンさんが癌のために43歳で亡くなったことが発表された。

 これを受けて映画関係者や世界中のファンなどが追悼の意を表わすなか、プレミアリーグのアーセナルも公式SNSを更新。19年3月に行なわれたヨーロッパリーグのレンヌ戦で、ピエール=エメリク・オーバメヤンが見せたマスクパフォーマンスの写真を掲載し、「どうぞ安らかに。チャドウィック・ボーズマン」とメッセージを送った。

 この試合、アーセナルはオーバメヤンの2ゴールなどで3-0で勝利。アグリゲートスコアを4-3とし、逆転で準々決勝進出を決めたのだった。

 そして、注目を浴びたのが、ガボン代表FWのパフォーマンスだった。2ゴール目を決めた後、広告スタンドの裏に隠してあったバッグからマスクを取り出して被り、腕を胸の前でクロスするポーズを披露。『ブラックパンサー』の劇中に登場するワカンダという国で交わされる、「ワカンダ・フォーエバー」という挨拶を倣ったものだ。

 この手の込んだパフォーマンスに対して、イエローカードを提示されるも、オーバメヤンは後悔はないとコメント。「自分自身を表現するために、あのマスクが必要だった。アフリカのガボンでは、代表チームのことを『パンサー・オブ・ガボン』と呼ぶ。だから、あのマスクは僕自身を表現するものだ」と語っていた。

 この投稿にサパーターも反応。名優の死を悼み、「彼のためにも今日は勝利を」、「キングに安らかな眠りを。悲しい」、「ワカンダ・フォーエバー!」などのコメントが1000件以上寄せられている。

 アーセナルは、8月29日に行なわれるコミュニティ・シールドで昨シーズンのプレミアリーグ王者であるリバプールと対戦する。ボーズマンさんに勝利を捧げることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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