8月最後の一戦、名古屋対札幌はスコアレスドローで決着。ともにチャンスを生かせず…

2020年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

札幌は6戦未勝利と苦しい状況が続く

金崎夢生の立ち上がりのシュートはクロスバーに嫌われた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは8月29日、各地で第13節の7試合を開催。札幌ドームでは、北海道コンサドーレ札幌対名古屋グランパスの一戦が行なわれ、最後までお互いにチャンスをモノにできず、0-0の痛み分けとなった。
 
 2連勝と波に乗り好調の3位・名古屋が、5試合勝利がなく8月最後のリーグ戦で未勝利脱出を狙う札幌のホームに乗り込んだ一戦。4分にはCKのこぼれ球に反応した金崎夢生が左足を振り抜き、クロスバーに直撃するなど、名古屋が立ち上がりから攻勢を強める。
 
 一方で徐々にリズムを取り戻した札幌は、セカンドボールをしっかりと回収し、敵陣深くでプレーする時間が増える。17分には、チャナティップとの連携からペナルティーエリア内でラストパスを受けた駒井善成がシュートを放つも、名古屋DFの身体を張ったブロックに防がれる。
 
 名古屋は34分に、高い位置でボールを奪ったマテウスからのクロスに、走り込んでいた前田がニアで合わせるも枠を外し、ゴールは生まれない。その後はボールを持つ名古屋と、カウンターから一発を狙う札幌の構図に。ともに相手ゴールに迫るシーンはあったものの、得点には至らずスコアレスで前半を折り返す。
 
 後半は中盤でのボールの奪い合いに。激しく攻守が入れ替わる攻防戦となるも、お互いにラストパスが通らず、なかなかシュートまでいけない展開が続く。札幌は64分にジェイを投入し、前線のターゲットとするも、ボールが収まらない。
 
 このままタイムアップかと思われたが、90+5分に札幌がペナルティーエリア内で相手のハンドを誘い、PKを獲得。しかしキッカーのルーカス・フェルナンデスのシュートは、ランゲラックに防がれ得点ならず、このまま0-0で決着。名古屋は3連勝叶わず、札幌は、8月のリーグ戦を未勝利で終えた。
 
 次節はともに9月2日にルヴァンカップ準々決勝を挟み、5日にともにホームで札幌はサンフレッチェ広島と、名古屋は鹿島アントラーズと14節を戦う。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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