横浜、2点リード守り切れず神戸と3-3ドロー決着。昨季得点王コンビが3発、藤本2発、古橋がAT弾!

2020年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

横浜2点リードで試合は終盤に入るが…

横浜がM・ジュニオール(右)の2得点で逆転した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは8月29日、新型コロナウイルスの影響で開催中止となった湘南ベルマーレ対サガン鳥栖を除く13節の7試合を開催。ノエビアスタジアム神戸では、ヴィッセル神戸対横浜F・マリノスの一戦が行なわれ、3-3の引き分けで終わった。

 ホームの神戸は、3試合連続でアンドレス・イニエスタとトーマス・フェルマーレンの攻守の大黒柱が負傷の影響により欠場。スタメンの顔ぶれは今季二度目のオール日本人となった。一方の横浜はJデビュー以来、4戦5発と早くも大暴れを見せているジュニオール・サントスがベンチスタート。4試合ぶりに先発を外れた。

 試合は序盤、横浜がボールを支配し、主導権を握ったかに見えたが19分、神戸は相手守備陣の連係ミスを突いて藤本憲明が敵陣の高い位置でボールを奪取。そのまま無人のゴールへ流し込み、神戸が先制した。

 しかし、横浜も飲水タイムを境に反撃を開始。27分、カウンターから仲川輝人がドリブルで一気に持ち上がると、ペナルティエリア手前で併走するマルコス・ジュニオールへラストパス。左足を鋭く振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール左に決まった。昨季の得点王コンビの連係から横浜が同点に追いつく。

 試合を振り出しに戻した横浜はさらに32分、ペナルティエリア内に侵入した前田大然が相手DFに倒されPKを獲得。これを再びM・ジュニオールが、元同僚の飯倉大樹が守るゴールを破り、ネットを揺らす。横浜が逆転に成功した。
 
 1点リードで前半を折り返した横浜は53分に追加点。M・ジュニオールとの連係で抜け出した扇原貴宏からのクロスを仲川が押し込み、ネットを揺らした。仲川の2戦連続ゴールで神戸を突き放す。

 これで横浜が優位に立ったかに見えたが、神戸も終盤に反撃。90分に酒井高徳のクロスに藤本が押し込み、ネットを揺らすと、その1分後には古橋亨梧が中央からループショットで同点ゴール。その後も神戸は決定機を迎えるも、ネットを揺らすには至らず、点の取り合いは3-3の引き分けに終わった。横浜は勝点21、神戸は同18とした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事