【柏】ネルシーニョ監督が連続得点ストップのオルンガについて言及。“相棒”の状態も明かす

2020年08月26日 サッカーダイジェスト編集部

「いつも点が取れるわけではない」

ネルシーニョ監督(右)がオルンガ(左上)とクリスティアーノ(左下)について言及した。(C)SOCCER DIGEST

 オルンガの連続得点記録が7でストップした。5節の湘南戦からコンスタントにゴールを積み重ねてきた柏のストライカーは現在、得点ランキングトップの12得点。しかし、12節の大分戦では相手の守備網を破れなかった。

 注目度が上がるなか、次第にマークも厳しくなっている。そんな得点源のオルンガについてネルシーニョ監督が、「いつも点が取れるわけではない」と言及した。

「いつも点が取れるわけではないので、そういった試合もあるのかなと思います。とはいっても、チームメイトからの前線へのフィードに対して、彼は常にターゲットになっている。彼の存在というのは、相手にとって脅威。

 だいぶスペースを意識したポジションを取れるようにもなってきたなと。そもそも守備を得意とするタイプの選手ではなかったですが、彼が守備時に良いポジションを取っているから、相手のパスミスやボールを引っかけてからショートカウンターに出ていく際に、彼のような特長を持っている選手が活きている」

 確かにネルシーニョ監督の言うとおり、オルンガは得点がなくてもポストプレーヤーとして絶大な存在感を放っている。前線で身体を張れるターゲットマンがいるおかげで、2列目の選手が恩恵を受けているのは間違いない。
 そこで必要になるのが、オルンガとの相性がチーム内でも特に良いクリスティアーノだろう。実際、昨季J2ではオルンガが決めた27ゴールのうち3分の1にあたる9アシストを決めている。もちろん、江坂任も相性は良いのだが、このホットラインは警戒されつつあり、攻撃の糸口は増やしたい。

 クリスティアーノはリーグ再開後から依然として負傷離脱中。ネルシーニョ監督が状態を説明してくれた。

「彼は怪我をしてから回復までに相当な時間を費やしているんですけど、今の彼の状態は回復良好。チームで調整しながら、ピッチで徐々にトレーニングを開始している。今はもう、ほぼほぼ最終段階に来ていますし、そろそろ彼がピッチの現場に復帰する日が近いという報告を受けています。彼は経験が豊富で、選手としてもクオリティが高いので、彼のような選手はチームに必要です。少しでも早く現場に復帰してくれることを私としても願っています」

 幸い、クリスティアーノは順調に回復しているようだ。強力助っ人コンビの絶妙な連係が見られるよう、"相棒"の復帰を期待して待ちたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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