「出番のなかったカワシマが希望に…」開幕戦で獅子奮迅の活躍を見せた川島永嗣を地元メディアが絶賛!

2020年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

2連続シュートストップなど見せ場を作る

正守護神の離脱に伴って出場機会を得た川島が存在感を示した。 (C) Getty Images

 日本代表のベテラン守護神が奮闘した。

 現地時間8月23日に開催されたリーグ・アン開幕節で、日本代表GK川島永嗣が所属するストラスブールは、敵地でロリアンに1-3と敗れた。

 昨シーズンの10位からの浮上を目指して迎えた初戦で、いきなり昇格組に足をすくわれた格好のチームにあって、小さくないインパクトを残したのが川島だった。

 当初はバックアッパーと目されていた川島。だが、不動のベルギー人正GKマッツ・セルスが、今年7月にアキレス腱を負傷して戦線離脱。約1年3か月ぶりに巡ってきたリーグ戦での出場機会を掴んだ37歳のベテランGKは、見せ場を作る。

 50分に右手一本で相手の強烈な一撃を防げば、1-2とされた69分には2本連続でシュートをストップ。その4分後には味方のミスから生まれた1対1のピンチを迎えるも、相手の渾身のショットを難なく止めてみせた。
 
 3失点を喫したものの、ビッグセーブを連発した川島にはフランス・メディアも賛辞を送っている。

 フランス紙『L'Equipe』は、マッチサマリー内で「これまで出番のなかったカワシマがストラスブールの数少ない希望で、相手の強打も幾度となく防いだ」と激賞。さらにフランス・メディア『France Bleu』は、69分の2連続ストップを次のように絶賛した。

「カワシマのオンステージだ。ボックスの左側からウィッサの放ったシュートを横っ飛びで弾くと、こぼれ球をねじ込みにかかったボイガードの一撃にも難なく反応したのである。この日本のGKは、まさに王様のようであり、ストラスブールが逆転する可能性を繋ぎとめていた」

 シーズン初戦で存在感を放った川島。チームが結果を求められる現地時間8月29日の強敵ニース戦でもハイパフォーマンスを披露できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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